木村 達也選手 (鳥取城北)

木村 達也

球歴:鳥取城北

都道府県:鳥取

ポジション:外野手, 三塁手

投打:右 / 右

身長:179.0 cm

体重:80.0 kg

学年:卒業

寸評

 今年の鳥取城北で注目すべき打者は木村 達也ではないだろうか。179センチ80キロと均整が取れた体格。ヘッドスピードの速さが光る打撃と強肩が光る外野守備。元々持つポテンシャルの高さは今年の神宮大会に出場した高校生野手では5本の指に入るものがあった。 (打撃)  恵まれた体格からヘッドスピードの速さで鋭い打球を飛ばしていくプレーヤー。タイミングの取り方もしっかりしており、どの投手にもしっかりとタイミングを合わして、選球眼も良い。 スタンスはスクエアスタンス。グリップを高めに置いて背筋を伸ばして構えている。投手の足が降りたところから始動を仕掛けていき、足を小さく上げてインステップ気味に踏み込んでいく。 トップを深く取っていき、振り出していく、ヘッドが投手方向に向くことは極端に入りすぎることはない。ただグリップが身体の奥に入りすぎてしまい、なおかつインステップで踏み込んでいくためインコースの捌きは窮屈になってしまう。一打席だけインコースを打った打席があったが、肘を畳むことが出来ずに詰まらされていた。 しかしインパクトまでヘッドが下がらない軌道をしており、ロスは感じない。智弁学園戦ではスライダーを武器にする小野 耀平のスライダーに空振り三振をしたものの、三打席目はレフト前ヒット、四打席目はセンター前ヒットといずれもスライダーを捉えてヒットにしたのである。体の近くまで引き付けて押し込んで打ちにいくスタイルだ。 (守備・走塁)  塁間タイムは4.5秒前後を計測。左打者に換算すると4.20秒前後で平均的なタイムであった。  打球に対する反応自体はまずまずで、守備範囲の広さ、球際の強さも標準レベル。地肩の強さも標準レベルに達しており、シートノックから力強い返球を返すことが出来ている。
更新日時:2011.12.19

将来の可能性

 やや硬い打撃になっているのは気になるが、ヘッドスピードの速さ、打球の速さは標準以上のレベルに達している。彼はどんな試合・どんな投手でも安定した結果は望めそうで、インコース打ちの技術を高めることが出来れば、付加価値は出てくるだろう。守備は肩の強さに加えて、標準レベルの守備をしているが、もう少し高いレベルを求めていきたいところ。  今後は勝負強さを活かした中距離タイプの右打ちの外野手として注目されていくだろう。選抜では攻守に存在感を示し、鳥取勢に勝利をもたらす活躍を見せてくれることを大いに期待したい。
更新日時:2011.12.19

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