伊田 有希選手 (総合技術)

伊田 有希

球歴:総合技術

都道府県:広島

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:170.0 cm

体重:62.0 kg

学年:卒業

寸評

 新2年生ながら、強豪・履正社高校戦では、先発のマウンドを任された 井田 有希 。小柄な体格ながら、全身を使った躍動感溢れるフォームガ魅力の力投派サウスポー。特に投げ終わった時の、足の跳ね上がり方は特筆ものだ。 (投球内容)  少し捻りを加えたフォームで、腕は真上から振り下ろす。全身を強く振って投げ込まれる速球は、常時130キロ前後~MAX134キロを記録。腕を強く振って来るので、その球速以上にボールは来ている感じがする。変化球は、90キロ台のスローカーブに、スライダー、スクリューなど、すでに一通りの球種を併せ持つ。  選抜では、8イニングを投げて5四死球と、制球は不安定だった。それでも自責点は2点に抑えたのは評価して好いだろう。元来あまり細かい制球力はなく、あくまでも球の威力で勝負する力投派。それでも牽制やフィールディングも基準レベルあるし、クィックも1.1秒台素早く投げ込むことができる。投球センスは感じないが、マウンド捌きには堂々としたものを感じさせる。 (投球フォーム)  最大の課題は、制球力の無さ。実際フォームを見ていても、その理由はよくわかる。グラブを内に最後まで抱えられず、最後には身体からほどけてしまっている。そのため両サイドへの投げわけは不安定に。更に足の甲の押しつけができていないので、どうしても球も上吊りやすい。球持ちも浅いので、どうしても制球は不安定なものになってしまうのだろう  投球の4大動作である「着地」「球持ち」「開き」「体重移動」の観点でみた場合、「着地」までの粘りは、それほどは感じられない。また「球持ち」も浅く、指先まで力を伝えているようには見えてこない。それでも身体大きく捻って投げるので、ボールの出所を長く隠している。またステップの幅には修正の余地があるかもしれないが、最後に跳ね上がるような躍動感が出ているので「体重移動」も、けして悪くない。  
更新日時:2011.04.25

将来の可能性

 身体は小柄だが、最終学年には140キロ近い球速も期待できそうな勢いを感じさせてくれる投手。まだまだ課題も多いが、今後順調に成長して行ければ、最終学年では広島を代表するサウスポーに成長していそう。河本育之(ロッテ-巨人)のような、躍動感溢れる投手のまま伸びて行って欲しい。
更新日時:2011.04.25

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