梅崎 潤平選手 (伊万里農林)
短評
(観戦レポートより抜粋 2011年03月22日) 厳しい寒さに耐え蕾がほころぶように。 ひと冬越え練習に耐え大きく成長した姿を見せた投手がいた。 伊万里農林 梅崎潤平(2年)。 7イニングを投げ被安打はわずか3(内野安打2)。毎回の12奪三振を奪う快投で佐賀農を1失点に抑え、公式大会では09年の甲子園出場を決めた佐賀商戦以来という勝利をチームにもたらした。 緊張感からかくるものなのか「初回は球が高めに上ずっていた」(梅崎)。 しかし、自信があるというキレのあるストレートは相手打者を寄せ付けない。 初回は12球を投じたうちの10球までがそのストレートだった。 テンポよく投げ込みマウンドで躍動する姿は「投げるのが楽しくて仕方ない」といった雰囲気。 それもそのはず、昨秋は故障もありほとんど試合で投げることが出来なかった。 故障が完治した11月以降、ダッシュなどを繰り返し下半身を徹底的に鍛えた。 見た目にも一回り大きくなった下半身。その成果は最速143キロと自己記録を更新。 手元でのキレも増した。久しぶりに戻った公式戦のマウンド、その球で強気にインコースを攻めた。
更新日時:2011.03.25