岩永 幸大選手 (守山)
短評
(観戦レポートより抜粋 2010年10月02日) 岩永が「自分の生命線」と話すコントロールの良さがもたらした内野ゴロだった。 結局3回以降はスイスイと投げてノーヒット。四死球もなく、外野に飛んだのもわか1度だけと文句のつけようがない出来。「メチャメチャ球が走っていた」という岩永は笑顔。岩永の基本はスリークウォーターから威力のある直球とスライダーだ。それに加えて時折サイドからも投げる。そのサイドからのツーシームがシンカー気味に落ちるのが大きな特徴。打者としてはどこから投げてくるかわからない恐怖感がある。ネット裏から見ていると、別の投手が投げている感覚にもなった。 野球を始めてからずっと捕手だったという岩永が投手に転向したのは今春から。まったくの初めてだったそうだが、捕手としての経験と、地肩の強さが自慢のコントロールを生んだ。さらに最初はサイドだったというフォームをスリークウォーターに変えたのは腰を痛めたことによるものという。まさにケガの光明と言えるだろう。
更新日時:2011.01.27