金子 凌也選手 (日大三)

金子 凌也

球歴:日大三

都道府県:東京

ポジション:一塁手

投打:右 / 左

身長:180.0 cm

体重:78.0 kg

学年:卒業

寸評

 破壊力抜群の日大三打線の2番を担った金子 凌也。打率・出塁率が高い彼が2番に座るのだから、この打線の厚みの大きさがうかがえるものだ。新チームでは三塁に挑戦をしている。 (打撃) ツボに入ればスタンドインさせるパワーを秘めているが、本質的には内野手の間を抜けるヒットを打つ中距離打者。 スタンスはスクエアスタンス。グリップは肩の位置に置いて膝を曲げてバットを立てて構えている。腰が据わり、背筋が伸びた構えだ。投手の足が降りたところから始動を仕掛けていき、足を回しこむように上げて真っ直ぐ踏み出す。トップの動きを見ていくと捕手側方向に引かれている。ヘッドが立っており、遠回りすることなく振り出すことができている。素晴らしいのは足を上げて間を取りながら、軸がぶれないこと。目線がぶれずに打ち返すことはできている。 幅広いコースに対応出来ており、内角・高めには左肘を畳んでシャープに振り抜くことが出来ており、低めには膝を使って「割れ」の姿勢で、踏み込んだ足を踏ん張り、振り抜くことが出来ている。  甲子園ではヒットを打つことに拘り、丁寧な打撃が出来ていた。新チームになってからは長打に拘りすぎたところがあったのか、ヘッドの走りが悪く、本来のシュアな打撃が見られなかった。長打を追求するか、出塁率を求めてシャープな打撃を求めていくか。それは彼の判断に任せる。 (守備・走塁) どっしりとした体型をした一塁手ではなく、小回りが利く一塁手なので、守備範囲はそれなりに広い。足はそれほど速い選手ではなく、打撃で売りにする選手だ。新チームになってからは三塁を守っていたが、足の運びがバラバラで、三塁を守れるレベルになるまでに時間がかかる印象を受けた。
更新日時:2012.02.02

将来の可能性

ヒット打つ技術に関してはこのチームでは一、二を争うほど。アベレージヒッタータイプの一塁手なので、スカウト受けしづらい選手に見える。本人もそれを理解しているのか、三塁の練習を始めている。    ただ一人、春ベスト4夏優勝を経験しているレギュラーとしてチームを引っ張っている。先頭に立つ立場として、今年は攻守両面で大きく成長した姿を見せてもらいたい。
更新日時:2012.02.02

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