谷井 竜太選手 (水城)

谷井 竜太

球歴:水城

都道府県:茨城

ポジション:外野手

投打:右 / 左

身長:182.0 cm

体重:82.0 kg

学年:卒業

寸評

水城強力打線の核弾頭を担う大型打者。昨夏の茨城大会予選では30打数13安打と大当たりを見せた。選手権でも一二三 慎太から一打を放った。秋季大会では打率.208と確実性を欠いた。体格も素晴らしく、パワー、地肩の強さ、脚力の高さと身体能力は申し分ないプレーヤー。技術が身につけばドラフト候補に成り上がる存在になる事は間違いない。 (打撃) スタンスはスクエアスタンス。グリップを高めに置いて膝を曲げてどっしりと構えている。トップバッターとは思えないような雰囲気がある。投手の足が降りたところから始動を仕掛けて、インステップしていく。トップは捕手側方向に引いていき、上からたたくことができている。外角のボールに対しての対応が高く、甲子園では一二三 慎太の137キロのストレートをしっかり叩いた。この選手は常にフルスイングする選手。ただ目線がぶれることが多く、ミスショットすることが多い。すべては目線が大きく動いてしまうフォームが原因だと考えられるが、目線を安定しすれば、高いレベルで数字を残せるのではないだろうか。 (守備・走塁) 打球の対する反応はまずまず良く、動きは悪くないが、まだ萩谷 直人と比べると少し一歩劣る感がある。 選手権に目に付いたカバーリングの甘さ。関東大会ではその点について注目してみていたが、以前よりもカバーリングの意識は高くなっている。改善できる資質があるのは良い点だ。地肩はかなり強く、注目される高山 俊豊住 康太より上だ。身体能力は素晴らしいものがあるので、あとは外野手としての技術が磨かれると良いだろう。 塁間タイムは4.30秒前後でそれほど速いタイムは計測していない。公式戦では僅か1盗塁とトップバッターとしては物足りない数字である。
更新日時:2011.03.05

将来の可能性

打撃のポテンシャル、身体能力の高さに関しては今年の外野手でもトップクラスで、ややパンチに欠ける高山 俊豊住 康太よりも素材は上であることは間違いない。ただ外野手としての技術、カバーリング、打撃の確実性、走塁技術と課題は山積みで、素材の良さを完全に活かしきれていない。ただカバーリングの意識が高まったことを考えれば、取り組む姿勢はしっかりしていると思うので、地道に取り組んでいけば、今年の高校生外野手の勢力図が一気に変わる可能性を持った選手。選抜で変化を遂げることができるか注目してみたい。
更新日時:2011.03.05

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