近藤 正崇選手 (東海大相模)

近藤 正崇

球歴:東海大相模

都道府県:神奈川

ポジション:外野手, 投手

投打:右 / 右

身長:182.0 cm

体重:76.0 kg

学年:卒業

寸評

アキレス腱を痛め、調整が遅れた 東海大相模のエース 近藤 正崇 。2回戦の大垣日大戦では、まだ病み上がりを感じさせる投球内容だったが、試合を重ねるにつれ元来の投球を取り戻しつつあった。今回は、夏に向けてどんな課題があるのか考えてみたい。 (投球内容)  アキレス腱を痛めてしまった影響もあったと思うが、下半身を上手く使えないフォームが気になった。それでもコンスタントに常時135キロ~MAX140キロまで記録。その能力の片鱗を、選抜でも実証した。変化球は、カーブ・スライダー・フォークなどを織り交ぜ、コントロールも思いのほか安定。牽制・クィック・フィールディング・マウンド捌きなど、さすが名門のエースを任されているだけのことはある。 (投球フォーム)  お尻は一塁側に落とせるフォームなのですが、着地が早すぎるので、将来的に見分けの難しい本物カーブや縦に鋭く落ちるフォークを修得できるのかは微妙です。フォームの粘りがない分、打者からもタイミングが合わせやすい欠点もありますし、ボールの出所が見やすい開きの早いフォームになっています。  グラブを最後まで内に抱えることができ、左右の制球は安定。足の甲で地面を押しつけることもでき、低めにボールを押し込むことも可能。腕角度にも無理はなく、肩などへの負担は、けして大きなフォームではありません。  投球の4大動作である「着地」「球持ち」「開き」「体重移動」の観点からすると「着地」「開き」「体重移動」に課題を残します。もう少し前にグッと体重が乗って来ると、ボールも打者の手元で勢いが落ちないのではないのでしょうか。  
更新日時:2011.05.23

将来の可能性

 怪我で調整が遅れ、充分な状態ではなかったと思われます。それでも全国の舞台で活躍できた自信は、必ず今後に生きてくるはずです。ただ、課題の多い投球フォーム。今後、更に野球を続けて行く上での課題も少なくありません。 1,「着地」までの粘りを意識し、フォームのあっさり感を薄めること。 2,「開き」の早い投球フォームを改善して、よりボールを効果的活かすこと 3,「体重移動」を頭に置き、もっと理に適ったフォームを目指すこと 集約すれば、やはり投球フォームの核である「着地」と言うことになります。上手くその資質を伸ばせば、高校の先輩である 菅野 智之(東海大)投手のような存在になれるかもしれません。志しを高く持って、夏に再びその成長した姿を確認したいものです。ただそれなりに課題を克服するのには時間が必要でしょうから、まずはプロと言うよりは、大学などに進んで力を付けることになるのではないのでしょうか。
更新日時:2011.05.23

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