宮下 明大選手 (関東一)

宮下 明大

球歴:関東一

都道府県:東京

ポジション:三塁手

投打:右 / 右

身長:181.0 cm

体重:84.0 kg

学年:卒業

寸評

東東京屈指のスラッガー。父は大洋ホエールズに在籍していた正彦氏でサラブレッドであるのだ。4回戦の都立雪谷戦でホームランを放ち前評判通りの活躍を示した。大学関係者が注目するスラッガーを取り上げていきたい。 (打撃) スタンスは歩幅を狭めたスクエアスタンス。グリップを高めに置いた強打者スタイルで、雰囲気を感じさせる。投手の足が着地する寸前に始動を仕掛けていき、足を回しこむように上げていき、ややインステップ気味に踏み出していく。予めグリップを高めに置いているので、トップの動作を見ていくとそれほど後ろに引かずに振り出していく。彼の長所は低めをヒットゾーンにしていること。膝を曲げて、掬い上げるように振り抜いていく。ほぼ高い確率で低めの球はミートしており、火を噴くような打球を見せる。またフォロースルーが大きい打撃フォームなので、ジャストミートにしたときはあっという間にオーバーフェンスさせる長打力を秘めている。打者としての素質は三ツ俣に負けていない。 (守備) 均整の取れた体格をしているので、さぞサードの守備は抜群の強肩を見せ、球際の強い守備を見せてくれるのかなと思っていたが、ノックから見ると淡々とプレーしており、送球もそれほど強くない。何か守備で際立つものが感じないというより、守備にそれほど深い拘りがあるように見えなかった。 (走塁) 塁間タイムは4.30秒前後で、右打者としては中々のタイム。ヒットとして出塁がなかったので、盗塁センスはどこまであるのか疑問だ。
更新日時:2010.07.19

将来の可能性

 打者としての雰囲気、スイング、打球の速さ、飛距離は東東京の中で抜けた存在だ。しかし淡白な守備の姿勢を見ると、あまり野球へ対しての深い拘りは感じられなかった。こういう甘さがあると高卒プロは時期尚早になってくる。しかしこれほど長打力が打てる選手は中々おらず、大学関係者は放っておかないはずだろう。ぜひ進学して、大きく素質を伸ばしてほしいスラッガーだ。
更新日時:2010.07.19

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