及川 茂樹選手 (市立船橋)

及川 茂樹

球歴:市立船橋

都道府県:千葉

ポジション:遊擊手

投打:右 / 右

学年:卒業

寸評

 昨年からレギュラーとして出場する経験豊富な堅守の遊撃手。彼には2007年甲子園出場の主将でショートだった野田和宏を彷彿とさせる。  (打撃)  右、左に打ち分ける打撃センス、選球眼の良さ、犠打の巧さと細かい野球が出来て、首脳陣の要求に応えられるセンスの良さもあり、首脳陣からすればとても頼もしい選手だろう。  スタンスでスクエアスタンス。グリップは肩の位置に置いて背筋を伸ばして構えている。両目でしっかりと投手を見据えることができており、バランスの良い構え方が出来ている。投手の足が下りたところから始動を仕掛けていき、左足を上げていき、真っ直ぐ踏み出す。トップの動きを見ていくと真っ直ぐ引いていきながら、振り出す。インパクトまでの動きを見るとコンパクトなスイングは出来ている。夏に比べると秋ではスイングの鋭さが出てきており、強い打球も多くなっていた。  上半身、下半身のブレも小さく、レベルスイングを心掛ける好打者だが、全国レベルとしてみると、まだスイングの強さという点ではまだまだ。一冬超えて、鋭さ・強さが増しているかどうか注目していきたい。 (守備・走塁)  この選手の最大のウリは守備にある。一番目につくのは、バウンドに合わせるのが絶妙に上手いこと。普通の遊撃手ならばバウンドが合わず、失策になりそうなところを及川はしっかりと打球に合わせる巧さが目につく。  また中々の俊足で、常に4.10秒前後を計測しており、右打者としては中々速いタイムといえる。短距離でこれほどスピードが出るのだから、まだまだ鍛え方次第では、さらに身体能力の向上も期待できるのではないだろうか。
更新日時:2014.08.25

将来の可能性

 攻守の基礎技術の高さ、身体能力の高さは今年の千葉県で見ていくのであれば、高いレベルに到達していると思うが、全国レベルで見ていくとまだ足りないものを感じる。一冬超して、どこまで全国レベルの遊撃手へ成長を遂げているか大いに注目していきたい。
更新日時:2014.08.25

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