千葉 翔太選手 (花巻東)
短評
観戦レポートより抜粋(2013年08月19日) 2番・千葉 翔太中堅手(3年)による「相手のリズムを崩す積極的な仕掛け」である。論より証拠。彼の全5打席を全て記そう。 第1打席:1回表一死無走者。フルカウントから4連続ファウルで粘り四球。投げさせた球数13球 第2打席:3回表二死無走者。1ボールからの2球目を叩き中前打 第3打席:6回表先頭打者。フルカウントから2連続ファウル後8球目を選び四球。直後、3番・岸里 亮佑左翼手(3年)が大会第36号先制2ラン。 第4打席:8回表先頭打者。第3打席と同じく8球目で死球。エンドランで二塁へ進み、5番・多々野 将太三塁手の適時打で同点の生還。 第5打席:9回表一死無走者。2ストライク2ボールから3球ファウル後、2つボールを選び10球目で四球。 鳴門・板東 湧梧(3年)はこの試合、163球を要して5失点完投したが、うち41球が千葉だけに投げたもの。その後の結果を見ても彼がチームに大きな推進力を与えたことは明白だ。
更新日時:2013.08.19
短評
観戦レポートより抜粋(2013年08月13日) 2番千葉 翔太 (3年)が13球も粘って、四球で出塁。第1打席でも8球目に内野安打。つまり2打席で21球を投げさせているということである。花巻東の2番打者はファール打ちで粘れる選球眼の高い左打者が付くのが条件なのだろうか。 観戦レポート (2013年08月17日) 彼が三塁を駆け巡ったとき、大観衆で埋め尽くすファンの心をつかんだ。済美は彼に備えて内野手5人シフトを取った。左方向に打球が集中し、長打がないと読んだ済美は二遊間を前進させ、センターを遊撃の定位置について守るという奇抜なシフトを取った。そしてレフト、ライトも長打もないと読んで前進守備を敷いていた。だが千葉はそのシフトを裏目となるような活躍を見せるのだ。第1打席は前進守備を敷いていなければ二ゴロになっていた当たりを鮮やかな中前安打。そして第4打席は外角高めの直球を引っ張り、ライトの頭を超える長打を放ったのだ。済美のシフトが裏目だと思わせた長打に惹きつけられたファンは多いのではないだろうか。
更新日時:2013.08.14
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