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卒業生
岡本 和真

岡本 和真(智辯学園)

都道府県:
高校:
学年:
2015 年卒
ポジション:
一塁手・投手
投打:
右/右
身長:
183 cm
体重:
95 kg
データ最終更新日:2014年9月16日

寸評

 夏の大会、18Uでの打撃の模様を見てきて、今年の高校生では最も木製バットの適応力が高い選手だった。巨人では久しぶりの右の長距離砲の入団。完成系には江藤智(広島~巨人~西武)を彷彿とさせるような打者になるかもしれない。彼の最後の夏の模様を振り返っていく。
(打撃)

 もう木製バットでもあまり関係ないと感じたのは、18Uの強化合宿の時だ。まず打撃練習から他の選手と比べ打球の勢いが違った。プロ野球選手が木製で打撃練習をしているように見えた。その直後の関西大戦では、第1打席ではライトフェンス直撃の三塁打。第4打席は詰まりながらもセンター前へ。そして第5打席は高めへの直球を見逃さず、左中間を一気に破る二塁打。今年、高卒プロを迎える選手とは思えない迫力ある打撃であった。
 彼のツボは外角ベルトゾーンから高めであるのは変わりない。右中間へ鋭い当たりも打てるのだが、基本的に巻き込んで打つことが多い。打球は左方向が中心だ。

 スタンスはスクエアスタンスで構え、グリップを高めにおいて背筋を伸ばして構えている。上段で構える姿には雰囲気を感じさせる。投手の足が着地したところから始動を仕掛けていき、足を高々と上げていきながら、タイミングを計り、真っ直ぐ踏み込んでいく。この動きが、彼のタイミングの取り方なのだが、気になっているのは、140キロ以上のストレートに振り遅れる打球が多いということ。ステップが大きいから、遅れているのか? 
 
 プロではステップの動きを小さくして、スイングスピードを高めるか。今のステップの大きさでも振り遅れないような工夫をするべきだろう。

 トップの動きを見ていくと捕手側方向へ深く引いていきながら、形成する。そしてスイング軌道を見ると、肩口から振り出すようにして、縦の軌道でボールを捉えるので、打球の上がり方は長距離打者そのものだ。気にになったのは金属バットではあれほど打球を運ぶ感覚で、放物線を描いてスタンドインするが、まだ木製バットの場合、ボールを強く叩くことが出来ず、NPB、MLBのスラッガーに共通するボールをうまく運んで、角度ある打球を飛ばすことはできていない。木製バットで普通に打撃は出来ているが、スラッガーとして見ていくとまだ物足りない点が多いのだ。
 高校生としてはこれ以上ない下半身の強さ、骨格の太さ、スイングの強さがあり、スイング軌道も縦のスイング軌道で、ボールを捉えることが出来ているため、他の選手に比べ打球が飛びやすい。まだ完ぺきにミートすることができていないが、このまま木製バットでの実戦を積み重ねれば、自然と本塁打が増える選手だろう。
 
(守備)
 プロ入り後、三塁手を守らせる構想があるという。代表合宿で、一塁手でノックを受けるところを見たが、一塁手としても、動きがもっさりしている。これを見ると、あくまでフットワークを磨く意味で、三塁手をやらせるのは試みとして悪くないが、公式戦で三塁を守るのはかなりの苦労がいるだろう。まず一塁専任でもいいので、しっかりと守れる守備力を身に付けてほしい。

将来の可能性

 木製バットの適応力の高さ、高卒選手とは思えないスイングの強さを考えると、1年目からファームでレギュラーとして出場することになるのではないだろうか。1年目は二軍で、打率.200~250、5本塁打~20本塁打は求めていきたい。まずはそこで、プロの投手に適応できる対応力を身に付けることから始まるだろう。
 
 完成系としては、年間通して一軍で20本~40本は見込めるスラッガーである。ボールの巻き込み方としては、江藤智と似たような選手になりそうだ。そのために両膝の伸縮を利用して、低めの球を呼び込んで打ち返す技術を習得してほしい。 
 巨人として久しぶりの大砲候補を獲得することが出来た。このままの色で伸ばしてほしい思いがある。
 
 理想としては、岡本がいれば、外国人打者の補強はいらないと思わせるほどの打者に成長することを期待したい。

情報提供・文:2014.12.31  河嶋 宗一

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