高校野球ドットコム

卒業生
水上 卓也

水上 卓也(戸塚)

都道府県:
高校:
学年:
2012 年卒
ポジション:
投手
投打:
右/右
身長:
176 cm
体重:
70 kg
データ最終更新日:2011年7月29日

寸評

 「東海大相模を倒した男」、そのことで一躍世の中の脚光を浴びた 水上 卓也 。選抜優勝直後の春季神奈川大会において、あの東海大相模を一公立の投手が破ったと県内では話題になった。元々1年生の頃からマウンドに上がり、県内の私立校からはマークされていた逸材。その男が、いよいよ最後の夏を迎えた。

(投球内容)

 中背の体格から、少し小さめのテイクバックから投げ込んできます。その球速、MAX143キロと言われますが、実際のところ常時130~135キロぐらい。驚くような球威・球速はありませんが、テイクバックが小さくピュッとボールが出てくるので、打者が思わず差し込まれます。球種は、独特の縦に割れるカーブに、スライダー、それにフォークなど一通りの球種を持ち合わせ、上手くコンビネーションを作り出します。

 その投球は、大まかに両コースに散らせつつも、球種による変化と緩急で相手を仕留めるタイプ。そのため、それほど細かい制球力ありません。フィールディングなどは、いち早くマウンドを駆け下りてボールを処理いたしますが、少し送球が雑なところがあり詰めの甘さを感じさせます。クィックは、1.05秒前後で投げ込むなど、かなりの高速クィック。経験豊富で、堂々と物怖じしないマウンド捌きは魅力ですが、きめ細やかさが感じられるタイプではありません。

(投球フォーム)

 お尻の一塁側への落としが少し甘く、見分けの難しいカーブや縦の変化をものするには甘さが残る動作。せっかく縦のカーブやフォークなどの球種も使いこなしているので、ここはヒップファーストを徹底させてボールのキレを磨いて欲しいところ。また「着地」までの粘りも、それほどではありません。今後は、下半身の鍛錬と股関節の柔軟さを磨いて、更に着地までの時間を稼げるフォームを身につけて欲しいところ。そうすれば、打者からもタイミングは合わせにくくなりますし、変化球の曲がりも増すはずです。

 グラブの抱えも少し最後ほどていますし、足の甲の押しつけも少し甘さが残ります。その辺の詰め甘さが、制球のアバウトさにつながっているように思えます。ただ腕の振りには無理がありませんから、故障などの可能性は少ないタイプかと思います。どんどん投げ込んで、技量を高めて行ってもらいたいものです。

 「着地」までの粘りの甘さが、「開き」の早さにつながっています。そのためボールの出所が見やすく、いくら球速を磨いても、その効果は薄いものとなってしまいます。腕はそれなりに鋭く振れているのですが、「体重移動」にも改善の余地があります。もう少し上手く下半身が使えるようになると、前にグッと体重が乗り、ストレートにも勢いが出てくるはずです。

将来の可能性

 すべての動作が、少しずつ甘いと言うか雑な印象を受けます。今後は、そういった部分を少しずつ修正して、実戦的な投球を高めて行って欲しいですね。今後、爆発的に球速を伸ばすとか、そういったタイプになると言うよりは、より実戦的な術を磨くことで、活躍して行くタイプだと思います。地元神奈川大のような、全国で勝てる野球を追求するような環境で、今後も野球を続けて欲しいですね。可能性は持っている選手なので、貪欲に自分を高めて行って欲しいと期待します。

情報提供・文:2011.07.29  蔵建て男
  • 2011 年 7 月

関連選手

関連記事

選手検索

名前
高校
都道府県
学年
ポジション
投打

RANKING 人気記事