北海道以外の46校の推薦校が発表!私立、公立の割合はどうなっている?
仙台三・尾形遥翔
21世紀枠推薦校一覧
・【一覧】21世紀枠推薦校
来年の3月18日に開幕予定のセンバツは、毎年秋季地区大会の結果をもとに出場校が選ばれる。
その中でも特に注目されるのが21世紀枠だ。秋季大会で上位に進出した学校を対象に、文武両道や地域貢献など野球以外の要素を評価する出場枠。2001年の第73回から採用され、毎年3枠の出場枠に注目が集まる。
推薦された46校の内訳は公立38校、私立8校。公立校が8割以上を占めている。私立校と比べると、練習環境が限られている公立校を各連盟は推薦する傾向が見てとれる。
公立校の中で注目なのは宮城・仙台三。県内屈指の進学校として平日の活動時間も限られている中で、秋季県大会ではベスト4、昨夏の県大会では準優勝と好成績を重ね存在感を示している。
同じ東北地区の秋田・由利は秋季県大会で準優勝、東北大会では福島・聖光学院に惜しくも競り負けたがベスト8と好成績を収めた。
富山の氷見はこの夏の富山大会で準優勝、秋季県大会で優勝、そして北信越大会でもベスト8と、勢いに乗っている。
京都の推薦校として選ばれたのは、宮津天橋・丹後緑風の連合チームだ。京都府大会で京都外大西や福知山成美といった強豪校を打ち破りベスト8入りを果たし、京都府高野連が初めて連合チームを推薦した。
山口・光は山口県3位として出場した中国大会で見事準優勝。21世紀枠ではなく、中国地区準優勝が評価されて、センバツ出場の可能性も大いにある。
私立校に目を向けると、関東地区の有力校が多く推薦されている。埼玉・山村学園と茨城・常磐大高は関東大会に出場した。山村学園は同じ埼玉の学校が初戦で敗退する中で、土浦日大を破った。昨春の関東大会はベスト4、昨夏の埼玉大会もベスト4と強豪ひしめく埼玉県で上位進出を続けている。
常磐大高は茨城県大会で準優勝、関東大会では神奈川・慶應義塾に競り負けたものの、初の甲子園出場に期待がかかる。神奈川からは秋季大会ベスト4、昨夏準優勝の横浜創学館。東京からは甲子園優勝経験もある桜美林が推薦された。
12月9日に9地区の推薦校が発表される。