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1年生捕手の石川亮ら3名がNPB入り!2011年夏に甲子園出場を果たした帝京ナインのその後を紹介

2020.07.06

1年生捕手の石川亮ら3名がNPB入り!2011年夏に甲子園出場を果たした帝京ナインのその後を紹介 | 高校野球ドットコム
高校時代の松本 剛、石川 亮、伊藤 拓郎

 夏の甲子園、今春開催予定だった選抜大会の代替大会が続々と決定するなど、ようやく高校野球界にとって明るい話題が湧き上がっている。そこで、ここではこれまで甲子園を盛り上げたチームと選手を振り返り、彼らのその後を追っていく。

 今回は、2011年に夏の甲子園に出場した帝京ナインのその後を紹介する。

投手 渡辺 隆太郎 2年(富士重工-太田球友硬式野球倶楽部)
投手 石倉 嵩也 2年(東洋大-JR東日本東北)
投手 伊藤 拓郎 3年(横浜DeNA-BC群馬-日本製鉄鹿島)2011年9位
捕手 石川 亮 1年(北海道日本ハム)2013年8位
内野手 阿部 健太郎 2年(東洋大-NTT東日本)
内野手 松本 剛 3年(北海道日本ハム)2011年2位
内野手 金久保 亮 2年(日本体育大)
内野手 伊集院 匡人 2年(亜細亜大)
外野手 水上 史康 3年(東海大)
外野手 高山 裕太 2年(専修大)

 4番・遊撃手の松本 剛は1年夏、2年春、3年夏の計3度の甲子園を経験。2年秋からは主将に就任しチームを牽引。3年夏の1回戦の花巻東戦では当時2年の大谷翔平から決勝タイムリーを放った。2011年のドラフトで北海道日本ハムに2位指名を受けプロ入りを果たす。プロ6年目の2017年シーズンにはキャリアハイの115試合に出場しブレイク。右変形性肘関節症のリハビリから復帰した今季は再ブレイクを狙う。

 松本と共に1年夏から3度甲子園の土を踏んだ伊藤 拓郎は、1年夏に甲子園のマウンドで148キロを計測。一躍脚光を浴びる存在となった。ドラフト9位で横浜DeNAに入団するもプロ3年目に戦力外通告を受ける。その後、独立リーグ・群馬ダイヤモンドペガサスに入団し、2017年には最多勝と最多奪三振のタイトルを獲得。2018年からは日本製鉄鹿島でプレーする。

 1年生で正捕手を務めた石川 亮は松本の2年後同じく北海道日本ハムに入団。昨シーズンは46試合に出場し、エース・有原航平の女房役として最多勝のタイトル獲得に貢献。今季も清水優心宇佐見 真吾らとの正捕手争いに期待。

 2年生で正遊撃手の阿部 健太郎は東洋大に進学。1年春からリーグ戦に出場し、東都1部リーグに復帰した4年春には打率.308を記録。同年秋は打率.377を残し、通算90試合、打率.284、95安打、3本塁打、28打点、22盗塁を記録。大学卒業後はNTT東日本に進み、1年目から試合に出場し、都市対抗優勝、日本選手権ベスト4入りに貢献した。

 2年生の石倉 嵩也は初戦の花巻東戦では3回二死か2番手として登板し、5回1/3を投げ4安打2失点の好投でロングリリーフを成功させた。大学は東洋大に進学し、4年春には9試合に登板し3勝をマーク。登板3戦目の中央大戦では被安打4の完封勝利を挙げた。大学卒業後はJR東日本東北に進み、昨年までプレー。

 3名がNPB入りを果たした2011年の帝京ナインたち。また帝京は、この年以降甲子園出場を果たせていない。2011年の高校野球を盛り上げた帝京ナインのこれからの活躍と名門復活を大いに期待したい。

※記事の掲載者、掲載者の現所属、記録の事実につきましては報道各社発表の新聞記事、各野球連盟が発表する大会記録、各チームの所属調査、関係者取材により確認ができたものより掲載をしております。そのため、この情報が全ての情報ではなく、情報の一部となりますことご了承ください。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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