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中学時代からトップを走ってきた立田将太(日本ハム)。トライアウトで西岡剛を抑え、プロへの望みをつなぐ!

2019.11.13

中学時代からトップを走ってきた立田将太(日本ハム)。トライアウトで西岡剛を抑え、プロへの望みをつなぐ! | 高校野球ドットコム
プロ野球12球団合同トライアウトに参加した立田将太選手

 11月12日に大阪シティ信用金庫スタジアムで行われた12球団合同トライアウトでアピールしたのが日本ハムを戦力外になった立田将太だ。

 中学時代は日本代表に選出され、早くから逸材として注目を浴びてきた。大和広陵ではエースで4番として、2年春に甲子園出場を果たしている。その一方で自ら投球制限を行うなど、将来を見据えて高校野球に取り組んでいたことでも有名になった。

 日本ハムではプロ入り4年目の昨季にプロ初登板を果たす。5年目の今季は2軍で53試合に登板するも、1軍出場はなし。「もう1年やって結果が出るか出ないかと思っていた」という中で無情にも戦力外通告を受けた。

「野球は続けたいと思っています。そのためにもしっかりアピールできたらと思ってここに来ました」と現役続行に意欲を示す中で今回のトライアウトに臨んだ。結果は3人の打者をすべてアウトに打ち取り、「自分ができることは最低限できました」と手ごたえを感じていた。

 対戦打者と詳細は以下の通り。

西岡剛(BC栃木) 一ゴロ
八百板卓丸(楽天) 空振り三振
近藤弘基(中日) 右飛

「まっすぐもしっかり投げられましたし、変化球でもストライクが取れました。自分の思うようには投げられたと思います」と自らの投球を振り返った立田。今日の投球を見る限りではまだプロでやれるだけの実力はありそうだ。

 戦力外通告を受けた時は「頭が真っ白になりました」というが、今回は新たな道を切り開く第一歩になったはず。中学時代から世代のトップを走ってきた右腕は第一線に踏みとどまることができるだろうか。

取材=馬場 遼

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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