News

「食欲の秋」到来!果物をプラスする食生活を目指そう

2020.09.29

「食欲の秋」到来!果物をプラスする食生活を目指そう | 高校野球ドットコム
糖質やビタミンCが豊富な果物は、秋に旬を迎えるものが多い。

 よく「食欲の秋」と言われますが、この時期はおいしい旬の食品が多く出回ります。特に秋に旬を迎える果物が豊富です。アスリートにとって果物はエネルギー源としての糖質補給をはじめ、体調管理に欠かせないビタミンC、筋肉のけいれん予防につながるカリウムなどのミネラル分を含むものもあり、上手に摂りたいところ。ところが近年、アスリートのみならず多くの日本人が果物を食べる習慣が減ってきていることがわかっています。

 厚生労働省による「国民健康・栄養調査」(平成30年)によると、1日あたりの果物摂取量は、高校生年代である15~19歳の平均は68.7g、中学生年代である7~14歳の平均は74.3gという調査結果になっています。野菜はコンディション管理の面からも意識して食べるようにしていても、果物は皮を向くのが面倒であったり、野菜に比べて高価であったりというところで食べる機会が減っているのかもしれません。

 一方で厚生労働省と農林水産省が共同で策定した「食事バランスガイド」によると、果物は1日200g(可食部150g)を目安として摂取することを勧めています。このことから推奨される摂取量と実際の摂取量にはかなりの開きがあると言えるでしょう。200gの目安としてはみかん2個分、りんごや梨1個、柿や桃(大きさにもよりますが)2個、ぶどう一房、バナナ2?3本程度を1日でとるようにすると、推奨摂取量をクリアできます。

 果物はアスリートにとっても手軽に取りやすいエネルギー源として活用しやすく、朝食時や試合時の補食などに摂取することでコンディションを整えたり、パフォーマンスアップにつながったりといったことが期待できます。多くの果物が火を使わず生で食べられるものであり、壊れやすいビタミンCなどは果物からだと摂取しやすいですね。疲労回復や心身へのストレスに対するリフレッシュ効果も期待できることから、食生活を見直してぜひ果物のある食事を心がけてみましょう。

文:西村 典子
球児必見の「セルフコンディショニングのススメ」も好評連載中!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.02

福岡に逸材現る! ケガから復帰後即144キロ! 沖学園2年生エース・川畑秀輔に注目だ!

2024.06.02

【中国】倉敷商が13年ぶり、尾道は12年ぶりの決勝へ<春季地区大会>

2024.06.02

【東京六大学】早稲田大が7季ぶり47回目の優勝!早慶戦2連勝で決め、六大学最多優勝回数単独トップに!

2024.06.02

【鹿児島NHK杯】鹿屋農、鹿児島実に逆転勝ちで初の決勝へ!

2024.06.02

早大・尾瀬雄大がソロHR含む4安打3打点の大暴れ!今春リーグ戦で首位打者のヒットメーカーが優勝を近づける活躍!

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.29

【宮崎】延岡学園と日章学園がともにタイブレークを制して4強入り<県選手権大会>

2024.05.28

【佐賀】佐賀商と龍谷が、ともにコールド勝ちで決勝へ<NHK杯>

2024.05.28

【鹿児島】鹿児島玉龍と樟南が8強へ<NHK旗>

2024.05.28

【鹿児島NHK選抜大会】錦江湾が1点差勝利!出水工の追い上げ、あと1点及ばず

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.19

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在30地区が決定、青森では青森山田、八戸学院光星がシード獲得