News

奥川恭伸の18奪三振!相手のミスで点数を重ねた日本がカナダを下す!【カナダ戦 9回の攻防】

2019.09.05

奥川恭伸の18奪三振!相手のミスで点数を重ねた日本がカナダを下す!【カナダ戦 9回の攻防】 | 高校野球ドットコム
最後もしっかり抑えた2番手・飯塚脩人

 9月5日、WBSC U-18ワールドカップ・スーパーラウンド、カナダ戦に挑む侍ジャパンU-18日本代表
 先発のマウンドに上がった奥川恭伸。立ち上がり先頭を空振り三振に取るスタート。3番・ショフィールドに149キロのストレートをセンター前に運ばれるも、最速152キロのストレートに、120キロ後半のスライダーを駆使して無失点の立ち上がりを見せた。

 今大会初登板の奥川を援護したい打線は、1番・森敬斗が四球を選ぶもカナダ先発・ミラスの前に二死一、三塁から1本を出せず初回は無得点で両チーム終わった。

 しかし奥川は2回から変化球も巧みに使いながらの投球。6番・ハルを151キロのアウトローで見逃し三振に取るなど三者三振。初回上ずっていたストレートも次第に低めに集まりだした。

 奥川は3回も2つの三振を奪うなど序盤3回を投げて8奪三振の好調を見せるも、野手陣は2回の先頭6番・宮城大弥が四球。7番・西純矢の送りバントで得点圏に進めるも、相手の好守もあり無得点。3回は1番・森のヒットからチャンスを活かせず序盤はともに無得点。

 奥川は4回、10奪三振を記録し二死となったところで、4番・ディオダティに146キロのストレートをライトスタンドに運ばれる手痛い一発を浴びて先取点はカナダへ。しかしそこで慌てずに後続を三振に抑えると、5回も三者凡退。ここまで17人の打者相手に75球。被安打2、奪三振13という数字を残した。

 好投を続ける奥川に応えたい打線は9番・山瀬慎之助、1番・森が連続四球で出塁。ここで2番・武岡龍世の送りバントを相手のミスで山瀬が生還。なおも無死二、三塁から3番・韮澤雄也のセンターへのタイムリーで勝ち越しに成功。2対1で折り返す。

 リードをもらった奥川は6回を三者三振。これで16奪三振という驚異的な数字でカナダに反撃を許さない。そして球数制限の105球が迫ってきた7回もマウンドに上がると2つの三振を含む三者凡退で抑えて103球。打者23人に18奪三振無死四球という圧巻の投球を見せた。そして打線も代打・水上桂と1番・森が四球を選んでチャンスを作ると相手のエラーと押し出しで3点を追加。5対1とリードを広げて終盤へ。

 奥川の後を継いだ2番手は飯塚脩人。代表でも素晴らしいリリーフを見せる飯塚は2つの三振を奪うなど8回のカナダの攻撃を3人で終わらせる。そのまま9回も飯塚はマウンドに上がり、カナダの攻撃を3人で仕留めてゲームセット。5対1で日本がスーパーラウンドの初戦を勝利した。
 カナダ戦のスターティングメンバーは以下の通り。

1番センター・森 敬斗桐蔭学園
2番ショート・武岡龍世八戸学院光星
3番ファースト・韮澤雄也花咲徳栄
4番サード・石川昂弥東邦
5番DH・熊田 任洋東邦
6番レフト・宮城大弥興南
7番ライト・西 純矢創志学園
8番セカンド・坂下翔馬智辯学園
9番キャッチャー・山瀬慎之助星稜
先発・奥川恭伸星稜

奥川恭伸の18奪三振!相手のミスで点数を重ねた日本がカナダを下す!【カナダ戦 9回の攻防】 | 高校野球ドットコム関連記事はこちら!

佐々木朗希、奥川恭伸などが選出!侍ジャパンU-18代表20名の顔ぶれ


打撃戦を覚悟!実は相性が良くないカナダ相手にどう戦えばいいのか?

■日程詳細・応援メッセージ
第29回 WBSC U-18 ワールドカップ

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.09

大阪桐蔭、敗れる! センバツ8強・阿南光の吉岡を攻略できず、エース平嶋は7回被安打10【徳島招待試合】

2024.06.09

徳島招待試合2日目は天候不良のためノーゲームに、第2試合も中止を発表

2024.06.09

【大学選手権注目選手リスト】ドラフト指名漏れの真鍋慧(大商大)ら大物ルーキーが全国デビュー! 青学・西川&大商大・渡部のドラ1候補スラッガー、早大・伊藤、仙台大・渡邊ら3年生の好投手も登場!

2024.06.10

【大学選手権注目ドラフト候補・野手編】”飛び級日本代表”の青学・西川に大商大・渡部ら全国のスラッガーが神宮に集結!

2024.06.09

【福島】会津支部は会津北嶺が優勝<春季支部選手権大会>

2024.06.08

慶應義塾が15安打12得点で強打健在も投手陣に不安 先発小宅は5回途中で降板【香川招待試合】

2024.06.04

神村、鹿実の壁を破れ! 国分中央は「全力疾走・最大発声・真剣勝負」で鹿児島の頂点を狙う

2024.06.05

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在36地区が決定、徳島の第1シードは阿南光!第2シードに池田!<6月5日>

2024.06.06

大阪桐蔭が選抜ベスト8の阿南光ら4チームと対戦!<招待試合>

2024.06.04

【東北】5日に抽選!秋春連覇がかかる青森山田、雪辱期す仙台育英と明桜の対戦相手に注目<地区大会組み合わせ>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.21

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在33地区が決定、岩手では花巻東、秋田では横手清陵などがシードを獲得〈5月20日〉

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.19

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在30地区が決定、青森では青森山田、八戸学院光星がシード獲得