News

中日ドラ2、中京大中京出身のスラッガーが、名刺代わりのどえらい1発

2022.02.17

中日ドラ2、中京大中京出身のスラッガーが、名刺代わりのどえらい1発 | 高校野球ドットコム
駒澤大時代の鵜飼 航丞

 どえらいルーキー弾だった。中日ドラフト2位・鵜飼 航丞外野手(中京大中京出身)が、チーム初の対外試合となった16日の日本ハムとの練習試合で、左翼越えの推定130メートル弾をかっ飛ばした。

 5回1死一塁で迎えた第3打席。日本ハムの生田目が投じた真ん中高めの球に鋭く反応した。フルスイングで放たれた打球が高々と舞い上がり、左翼へ一直線。軽々とフェンスを越えてネットの中段あたりに突き刺さる2ランとなった。推定飛距離130メートル。ルーキーのパワーとは思えない打球の速さに、球場に訪れたファンもざわついていた。

 立浪新監督として初の対外試合。ルーキーながら「3番・左翼」でスタメン出場。第1打席で左前打を放って、早くも「一発回答」を出していたが、実力はこんなもんじゃないとばかりに、名刺代わりの特大弾を見せつけた。

 小さいころから中日ファン。ブランコ、ウッズと中日で活躍した大砲に憧れていた。中京大中京では通算56本塁打をマークしたが、まだまだ実力が足りないと駒澤大へ進学。パワーをつけ、大学時代の打撃練習で打球がネットを越えて民家に飛び込むこともあった。そのたびに謝罪にいったが、応援してくれる人もいた。

 1番岡林、2番根尾、4番石川昂。この日の中日の上位打線は若手で占められた。プロ1年目とはいえ、「清宮世代」でもある大卒ルーキーの鵜飼がそのなかでは一番年上となる。11、13日の紅白戦に続き、練習試合で1発を含むマルチ安打をマークして、これで3試合連続安打となった。

 飛距離では誰にも負けない。大砲候補のルーキーが開幕1軍はおろか、開幕スタメンまでもつかむ勢いだ。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.28

春の福岡地区を制した沖学園(福岡)、勝利のカギは異例の「決勝直前沖縄合宿」だった

2024.05.28

【大分】佐伯鶴城は4戦3勝、杵築は4戦で1勝<強化試合>

2024.05.28

【鹿児島NHK選抜大会】川内商工が2試合連続逆転サヨナラ勝ち!雨のため2試合が継続試合

2024.05.28

【鹿児島NHK選抜大会】錦江湾が1点差勝利!出水工の追い上げ、あと1点及ばず

2024.05.28

【北海道】北海が逆転勝利、27連勝で4季連続V達成<春季全道大会>

2024.05.25

【熊本】九州学院、熊本工が決勝へ<NHK旗>

2024.05.25

【関東】白鷗大足利が初、逆転サヨナラの常総学院は15年ぶり決勝<春季地区大会>

2024.05.25

首都2部優勝の武蔵大の新入生に浦和学院の大型左腕、左の強打者、昌平の主軸打者など埼玉の強豪校の逸材が入部!

2024.05.25

【岩手】盛岡大附がサヨナラ、花巻東がコールドで決勝進出、東北大会出場へ<春季大会>

2024.05.25

【佐賀】佐賀北が初戦突破!九州地区大会4強の唐津商は1回戦で姿消す<NHK杯>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.29

【岩手】盛岡中央、釜石、水沢が初戦を突破<春季地区予選>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商