北越vs東京学館新潟
壮絶な乱打戦！ ノーシード・北越、3年ぶりに準決勝へ
準々決勝第2試合は、共にノーシードから勝ち上がってきた北越と東京学館新潟が激突。試合は壮絶な乱打戦となった。
東京学館新潟背番号15・矢野燿平（2年）、北越エースの渡邊一樹（3年）の先発で始まったこの試合が動いたのは二回。北越は二死から、連続四死球で二死一、二塁のチャンスを作ると、9番・渡邊 一が強振した打球はグングン伸び、レフトスタンドへ突き刺さるスリーラン！
この回さらに打線がつながり、2番・木村竜也（3年）のタイムリーで1点を追加。一挙4点を先制する。勢いに乗った北越打線は三回にも、7番・渡邊 蓮（3年）のタイムリー、相手エラー、9番・渡邊 一の左中間を破る2点タイムリーで4点を追加。四回にも1点を加え、9対0とリードを広げる。
だが、2試合連続サヨナラで勝ち上がり、勢いに乗る東京学館新潟もこのままでは終われない。四回、北越先発・渡邊 一が制球を乱し、ヒットと3つの死球、さらに併殺打の間に2点を返すとさらに四球で二死一、二塁とチャンスを広げる。北越ベンチは連投で疲れの見える渡邊 一を諦め、二番手の左腕・幸田大和（1年）にスイッチ。
だが変わった幸田が、1番・井川悠月（2年）、2番・梅津伸（2年）に連続タイムリーを浴び、さらに2点を返される。なおも一、三塁のピンチを迎えるが、ここで幸田が牽制球で一塁ランナーを刺し、追撃を食い止める。
取られたら取り返す両チームはこの後、お互いに点を取り合い、五回に共に1点ずつを追加。北越が六回に3本の長短打とダブルスチールで2点を追加すれば、東京学館新潟もその裏に相手エラーで1点を返す。12対6と北越リードで迎えた七回、3番・皆川泰成（3年）の犠飛で7点差とすると、その裏を北越3番手・渡部 錬（3年）が3人を抑え、ゲームセット。
1対0で勝利した前日のうっぷんを晴らすかのような打線の爆発で北越が13対6（七回コールド）で勝利した。
（取材＝町井 敬史）
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