前橋育英vs日南学園
前橋育英の2投手が、強打日南学園相手に完封リレー
エースで4番として大きな責任を背負う高橋光成(前橋育英)
昨夏甲子園決勝で、宮崎県代表延岡学園の前に立ちはだかったのが、エース高橋光成(当時2年)を擁し、荒井直樹監督率いる前橋育英。新チーム後、公式戦では結果がついていないものの、エースで4番となった高橋光成がチームを牽引し、攻・守・走にそつのない「凡事徹底!荒井野球」は健在だった。
試合は、昨秋・今春宮崎大会で、圧倒的な強さをみせている日南学園が、まさかのシャットアウト負けとなった。
日南学園は、今春九州大会準々決勝で沖縄尚学に6-0でシャットアウト負けを喫するなど、全国区の強豪校に歯が立たない試合が続いてしまうかたちとなった。
夏の宮崎を制して全国制覇を狙うには、投手・守備陣が最少失点に抑えることは絶対条件だが、「打ち勝たなくても勝てるチーム」、「打てなくても負けないチーム」といった日南学園本来の姿が復活することを期待している。
(写真・文=三角 竜之)