News

脈々と受け継がれる「TOKAI魂」大学の同期が語った菅野智之(巨人)と田中広輔(広島)

2018.11.29

脈々と受け継がれる「TOKAI魂」大学の同期が語った菅野智之(巨人)と田中広輔(広島) | 高校野球ドットコム
東海大学野球部OBの本村達也さん

 「首都の盟主」という異名と共に、全国屈指の名門大学として君臨し続ける東海大学。読売ジャイアンツの監督への復帰が決まった原辰徳監督を筆頭に、数多くの選手をプロ野球の世界へ輩出し続け、所属する首都大学野球リーグでも歴代最多の優勝回数を誇っている。

 そんな東海大学野球部のOBの一人である本村達也さんは、大学時代は菅野智之(読売ジャイアンツ)投手や田中広輔(広島東洋カープ)選手と同期であった。リーグ戦の出場こそ無かったが、本村さんはレギュラーの予備軍であるBチームのキャプテンとしてリーダーシップを発揮し、現在は営業職に就く傍ら、地元福岡県の篠栗ボーイズの監督として野球に携わっている。
 本村さんは、菅野投手や田中選手と共に過ごした大学4年間は今では大きな財産になっていると語る。

 「彼らはプロ野球の一流選手になりました。菅野はこんな練習をしていたよ、広輔はこれだけの練習量をこなしていたよ話すと、選手達は目を輝かせて聞いてくれます。
 菅野も広輔も、全体練習が終わった後もずっと残って練習をしていました。そういった所は選手たちもどんどん見習って欲しいなと思っていますね」

 また菅野投手や田中選手の活躍は、篠栗ボーイズの指導以外でも大きな影響を与えていると本村さんは話す。普段は営業職に就いている本村さんだが、彼らの活躍は自身の仕事においても大きな励みになっている。

 「プロ野球選手は華やかで年俸も高額ですが、その反面いつ契約を切られるかわからない危機感も常にありますし、成績が落ちればバッシングを浴びることも多い仕事です。私も仕事でキツいなと思うことが多々ありますが、そんな時も彼らのプレッシャーに比べたら全然大したことないと思って頑張れています」

 野球だけに止まらず、人生そのものに大きな影響を与えた東海大学での経験。「TOKAI魂」は野球界の枠を越えて、脈々と受け継がれている。

文=栗崎 祐太朗

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.25

筑波大新入生に花巻東、國學院栃木、北陸の甲子園組! 進学校からも多数入部!

2024.04.25

【静岡】夏のシード16校が決定、聖隷クリストファー、常葉大菊川はノーシード<春季県大会>

2024.04.25

【北海道】昨秋全道ベスト8・知内は八雲と初戦!<春季全道大会支部予選組み合わせ>

2024.04.25

【埼玉】春日部共栄が完封勝利で2回戦進出!川越東、東農大三も初戦突破!昨秋ベスト16の細田学園は接戦落とす<春季大会>

2024.04.25

【春季四国大会逸材紹介・徳島編】阿南光にエース吉岡 暖を支える「もう1人のドラフト候補」 徳島商は春季大会チーム最多打点をあげた「恐怖の6番打者」

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.24

春の埼玉大会は「逸材のショーケース」!ドラフト上位候補に挙がる大型遊撃手を擁する花咲徳栄、タレント揃いの浦和学院など県大会に出場する逸材たち!【春季埼玉大会注目選手リスト】

2024.04.23

【春季埼玉県大会】地区大会屈指の好カードは川口市立が浦和実を8回逆転で下し県大会へ!

2024.04.21

【神奈川春季大会】慶応義塾が快勝でベスト8入り! 敗れた川崎総合科学も創部初シード権獲得で実りのある春に

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!