高野 颯太(三刀屋)

 2023年のセンバツ出場選考に向けた各地区の21世紀枠推薦校が9日に発表される。すでに北海道を除いて46校が発表されており、このなかから未発表の北海道を含めた9校が、9日に発表される運びとなっている。

 秋季大会で結果を残した学校もあれば、伝統校、進学校など様々な顔ぶれとなっているが、久しぶりの甲子園出場へ期待が高まっている三刀屋(島根)も、そのうちの1校だ。

 秋季大会は県で準優勝を飾り、57年ぶりに中国地区大会に出場した。初戦で宇部鴻城(山口)に3対9で敗れたとはいえ、近年は安定して上位に勝ち上がることが多い。加えて豪雪地帯である練習環境での創意工夫や、地域交流なども評価されて、島根県の21世紀枠推薦校になった。

 今年の三刀屋が一味違うのは、ドラフト戦線を沸かせそうなスラッガーの原石、高野 颯太外野手(2年)がいることだ。高校通算25本塁打を記録している強打者で、早くもスカウト陣がチェックし始めているという。

 176センチ、92キロのシルエットを見れば、1人抜けた体格をしているのが即座にわかる。2年生の春季大会までは9本塁打と突出した数字ではなかったが、技術の習得もあって飛躍を遂げ、スラッガーとしての才能を花開かせて、25本まで積み重ねた。

 もちろん、現状には満足していない。将来の夢、プロ野球選手になるために「高校通算50本塁打を目指したい」という目標がある。憧れの存在である巨人ドラフト1位の浅野 翔吾外野手(高松商出身)を追いかけて更なる成長を志す高野。”出雲の浅野 翔吾”の異名で呼ばれるような活躍を全国の舞台で見せるチャンスがくるのか。9日の発表が楽しみだ。