松尾 汐恩、野田 海人

 第53回明治神宮野球大会、高校の部は大阪桐蔭(近畿・大阪)が大会史上初の連覇を達成。秋の王者に輝いた。大学の部は最上級生(4年)が出場するのに対し、高校の部は新チームでの戦いとなる。そのため、今年のドラフト会議でDeNA1位指名された松尾 汐恩捕手(大阪桐蔭出身)らは、もちろん出場していない。

 それでは昨年の同大会に出場した学校の選手から、今年のドラフト会議で指名を受けた選手はどれだけいたのだろうか。

 昨年の大会で優勝した大阪桐蔭のメンバーからは松尾、川原 嗣貴投手(3年)、海老根 優大外野手(3年)の3人がプロ志望届を提出した。しかし指名を受けたのは松尾のみ。川原と海老根は指名漏れとなった。

 松尾は昨年の大会で3試合すべてに「3番・捕手」として出場。打率.615(13打数8安打)、2本塁打と大爆発した。3試合連続でマルチ安打を記録しており、決勝の広陵(中国・広島)戦では2本塁打を含む4安打と大暴れ。まさに要としてチームを優勝へと導いた。

 その他では九州国際大付(九州・福岡)の野田 海人捕手(3年=西武3位)が投手と捕手の二刀流として同大会に出場した。初戦と2回戦で野田は「5番・捕手」として出場するもノーヒットだった。

 続く準決勝の大阪桐蔭戦では先発のマウンドに登った。5回まで1失点ピッチングと好投したものの、6回に大量7失点。この回は投げきったが7回途中でマウンドを降りた。結局、この大量失点が響きチームは7回コールド負けを喫した。一方の打撃面では2安打を放ち、面目を保っている。

 昨年の明治神宮大会に出場した選手で、今年のドラフト会議において指名を受けたのは松尾と野田のふたりだけだった。来年のドラフト会議では、今年の同大会に出場した選手たちの何人が名前を呼ばれることになるのだろうか。

<2021年高校の部・明治神宮大会出場校の2022年ドラフト指名選手>

クラーク記念国際:なし
花巻東:なし
明秀日立:なし
國學院久我山:なし
敦賀気比:なし
日大三島:なし
大阪桐蔭松尾 汐恩(DeNA1位)
広陵:なし
高知:なし
九州国際大付野田 海人(西武3位)

(記事=勝田 聡)