新成人を迎えた巨人の山瀬 慎之助捕手(星稜出身)。抜群の強肩を誇る選手だが、課題は打撃である。

 昨年、2軍戦で61試合で、136打数、19安打、8打点、打率.167。1年目は44試合で、98打数16安打、2本塁打、6打点と試合出場機会こそ増えたものの、目に見えて伸びていない。

 期待株の選手の1人であるが、20年ドラフトでは本指名では、創価大の萩原哲(日南学園出身)、育成では京都先端科学大の喜多 隆介小松大谷出身)、駒澤大・前田研輝(広島工出身)の大卒捕手、坂本 勇人唐津商出身)の高卒捕手と4名の捕手が入団した。この4人の中で活躍を見せているのは支配下となった喜多。喜多は昨年2軍戦64試合で、151打数32安打、2本塁打、17打点、打率.212と、打撃成績で山瀬を上回った。喜多は逆方向にも本塁打が打てる技術を持った選手で、大卒捕手は打撃、守備もある程度の基礎を持った選手がプロに飛び込むので、競争に勝ち抜くことは容易ではない。

 山瀬はこの2年で伸びてきているが、あとは2月から始まるキャンプでの実戦、オープン戦などで結果を残せるか。今年の山瀬は違うと思わせる活躍を期待したい。