7月18日、沖縄大会で沖縄尚学が中部商を5−2で下し優勝を飾り、全国一番乗りで甲子園への切符を勝ち取った。

 沖縄尚学は1999年と2008年の2度に渡って春の選抜を制している強豪校だが、夏の甲子園で優勝経験はない。2014年のベスト8が最高成績となっている。

 そんな沖縄尚学は多くのNPBプレーヤーを輩出してきた。ドラフト制度以前では安仁屋宗八(広島他)が有名だ。沖縄(旧校名)を卒業後に琉球煙草を経て、第1回ドラフト会議が開催される1年前となる1964年に広島へと入団する。広島、阪神、そして再び広島でプレーし通算655試合に登板し119勝を挙げた。

 ドラフト指名を最初に受けたのは真喜志康永(沖縄→東芝→1986年近鉄3位)で通算370試合に出場した。現役を引退後はコーチとして複数の球団を渡り歩き、現在は楽天の一軍ヘッドコーチを務めている。

 現役では東浜 巨沖縄尚学→亜細亜大→2012年ソフトバンク1位)、嶺井 博希沖縄尚学→亜細亜大→2013年DeNA3位)、與座 海人沖縄尚学→岐阜経済大→2017年西武5位)、砂川 リチャード沖縄尚学→2017年ソフトバンク育成3位)と4選手が同校のOBとして活躍中。

 そのなかで東浜の実績が光る。東浜はプロ入り4年目となる2016年に9勝を挙げブレイク。翌2017年には16勝をマークし最多勝のタイトルを獲得している。その後やや低迷していたが、昨シーズンは19試合の登板で9勝2敗、防御率2.34と復活した。今シーズンは右肩の不調などで出遅れたもののすでに一軍へ復帰。7試合で2勝2敗、防御率3.76の成績となっている。

 アンダースローの與座は3年目の昨シーズン一軍デビューを果たし2勝を挙げた。今シーズンは11試合(先発1試合)の登板で0勝1敗1ホールド、防御率4.67と伸び悩んでいる。

 嶺井は36試合の出場で打率.189(74打数14安打)と打撃面で苦しみ、6月19日を最後に一軍での出場はない。育成契約から支配下登録を勝ち取ったリチャードは、昨シーズン二軍で12本塁打、47打点を記録し二冠王に輝いた。ここまで一軍出場はないが、持ち前のパワーを武器に昇格を目指す。

 同校出身の現役OB選手では東浜こそ結果を残しているが、その他の3選手はまだ一軍での実績に乏しく、今シーズンも苦しんでいる。母校の甲子園出場に奮起し後半戦で巻き返すことに期待がかかる。

<沖縄尚学高校出身のOB>
※セ・リーグ所属
※育成指名は除く

安仁屋宗八(沖縄→広島)
真喜志康永(沖縄→東芝→1986年近鉄3位)
比嘉寿光(沖縄尚学→早稲田大→2003年広島3巡)
西村弥(沖縄尚学→東京情報大→2005年大・社楽天5巡)
伊志嶺翔大(沖縄尚学→東海大→2010年ロッテ1位)
比屋根渉(沖縄尚学→城西大→日本製紙石巻→2011年ヤクルト3位)
東浜 巨沖縄尚学→亜細亜大→2012年ソフトバンク1位)
嶺井 博希沖縄尚学高→亜細亜大→2013年DeNA3位)
與座 海人沖縄尚学→岐阜経済大→2017年西武5位)
砂川 リチャード沖縄尚学→2017年ソフトバンク育成3位)

記事=勝田 聡