2019年高校四天王が続々デビュー!プロ初勝利、残すは及川
及川 雅貴(横浜―阪神タイガース)
先日の阪神タイガース戦でプロ初勝利を掴んだ千葉ロッテ・佐々木 朗希(大船渡出身)。同日の日本ハム戦で今シーズン2勝目を掴んだ奥川 恭伸(星稜出身)らを高校四天王と称したが、その1人・及川 雅貴(横浜出身)が満を持して1軍デビューを果たした。
28日の西武ライオンズ戦、5対7の2点ビハインドの7回一死からマウンドに上がった及川。打者4人に対してヒット1本、四球1つを与えるものの、三振を1つ奪うなどホームは踏ませず。無失点で1軍初マウンドを終えた。
横浜時代の及川の代名詞と言えばストレート。世代屈指の速球派左腕として活躍したが、1軍デビュー戦でのストレートの走りはどうだったのか。28日の試合の平均球速等を見ていきたい。
<28日の試合>
ストレート最速148キロ
ストレート平均球速145.7キロ
初球に28日の最速148キロを計測するなど、プロでも快速球は健在だった。だが、先頭打者の山川 穂高に四球を出すなど、変化球含めても13球中ストライク6球、ボール7球と言う結果。まだまだ課題はあるだろうが、まずは第一歩を踏み出した及川。チームメイトで、同じく高校四天王と称された西 純矢(創志学園出身)は初先発初勝利を掴んだ。及川もそれに負けじと活躍できるか。今後の投球も楽しみだ。
(文=田中 裕毅)