公式戦初登板の150キロ右腕・斎藤礼二(東海大)が宿敵・日体大相手に1失点完投!
斎藤礼二(東海大)
4月10日、首都大学一部リーグが開幕。第1試合は名門・東海大と昨秋優勝の日体大の宿敵対決は2対1で破り、開幕戦を制した。
東海大の先発を任されたのは、2018年センバツ甲子園ベスト4の東海大相模のエース・斎藤礼二だ。高校時代の実績は十分だが、意外にもリーグ戦初登板。そして、当時の斎藤といえば、最速143キロで、常時130キロ後半でうまさが目立つ好投手。しかし入学して早2年、高校時代と比べても別人のような投球を見せる。
立ち上がりから最速148キロ・常時140キロ中盤の速球をマーク。球速アップの要因は、体づくりにある。1年生時に体づくりを行い、さらにフォーム改造に着手し、順調に球速アップ。復帰して140キロ後半まで速くなり、リーグ戦登板に備えていた。しかしその後、出番に恵まれなかった。
また昨秋はチームの不祥事もあった。
首脳陣が変わり、井尻監督が就任したことで、イーブンの状態に、今年も肩の不調もあったが、徐々に仕上げていき、今年のENEOSとのオープン戦で最速150キロをマーク。好投を重ね、開幕投手に抜擢された。
リーグ戦初登板が開幕戦。しかも開幕投手。斎藤からすれば意識するところはあったが、
「監督さんから意識しすぎず、オープン戦のつもりで投げなさいと言われたことで、あまり意識過ぎずに投げれたと思います」
さらに130キロ前後のカットボール、120キロ後半のスライダー、130キロ台のツーシーム、カーブを投げ分け、1失点完投勝利。
「オープン戦では5回ぐらいが最長でしたので、終盤はきつかったのですが、気持ちで投げていきました」
名門・東海大から誕生した新エース。今シーズンでは大車輪の活躍を魅せる。
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