最高の24番へ 3年目・野村佑希(花咲徳栄出身)に一発出る
野村佑希(花咲徳栄出身)
9日に横浜DeNAとのオープン戦が組まれた北海道日本ハム。試合には5対9で敗れたものの、期待の3年目スラッガー・野村佑希(花咲徳栄出身)に一発が飛び出すなど明るい話題もあった。
3月3日より始まったオープン戦全5試合に出場。うち4試合はスタメン出場となっており、9日含めて3戦連続中軸を任されるなど首脳陣からの期待の大きさが現れる起用が続いている状態だ。
それに応えるように野村はバットで貢献している。9日の試合が終わった時点で、16打数5安打で打率.313。2本塁打、2打点と結果を残している。大谷翔平(花巻東出身)以来の10代での開幕スタメンを掴んだ2020年に続いて開幕スタメンへ着々とアピールが続く。
そんな野村が背負う24番を付けて近年活躍した選手を見ると、陽岱鋼(福岡第一出身)がいる。入団した2006年から2012年の7年間付けていた陽だが、100試合以上出場したのは4年目の2010年から。そこから次第に力をつけていくと、背番号24を付けるのが最後となった2012年には自身初のタイトルとなるゴールデングラブ賞を獲得した。
その陽でも開幕スタメンを掴んだのはプロ5年目の2011年。前年の2010年の開幕戦で終盤に途中出場をしていたが、ヒットは生まれていない。野村も昨シーズンの開幕戦ではヒットを打てずに途中交代となったが、それ以降の活躍を見れば陽以上の成長ぶりであり、今シーズンのブレークに期待をしてしまう。
北海道日本ハムの背番号24といえば野村、というようなインパクトを与える活躍が2021年シーズンで見せれば、レギュラー確保も同時に近づくのではないだろうか。
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