オープン戦が本格的に始まり開幕一軍入り、そして定位置をかけた争いが熾烈になってきた。

 そんな中、日本ハムでは新クローザーとなった杉浦 稔大が躍動している。3月7日の巨人戦(オープン戦)では9回に登板すると2三振を奪い、三者凡退と結果を出した。オープン戦では2試合の登板で2回を投げパーフェクト。6個のアウトのうち、5つが三振と手がつけられない状態だ。

 そんな杉浦はヤクルトから移籍してきたいわゆる外様ではあるが、帯広大谷高校出身の道産子でもある。さて、その他の北海道の高校出身者たちはどのような状況なのだろうか。現在地を確認してみおきたい。

 昨年のドラフトでは1位の伊藤 大海駒大苫小牧高→駒大(中退)→苫小牧駒大)、5位の根本 悠楓苫小牧中央高)、そして6位の今川 優馬東海大四高→東海大北海道→JFE東日本)の3人が北海道出身者ということで話題になった。

 伊藤は一軍で先発の機会も与えられており、開幕ローテーション入りも現実味を帯びている。しかし7日の巨人戦では4回を投げ3失点。与四球も3つ出しており課題は多い。今後、数回の登板を経て最終的なジャッジがくだされることになりそうだ。

 一方で今川は二軍降格が決まった。スタメン出場した7日の巨人戦で3打数1安打を記録し、守備ではレーザービームも見せた。しかし栗山 英樹監督は、「まだまだ見極めていく。メンバーに残れるように期待しています」と言葉をかけ、二軍降格を告げた。右の地長距離砲として、さらなるパワーアップが求められている。根本は高卒新人ということもあり二軍で経験を積んでいる段階だ。

 中継ぎの柱として昨シーズン49試合に登板した玉井 大翔(旭川実高→東農大北海道→新日鉄住金かずさマジック)も北海道出身だ。玉井は右ひじの手術からの復帰を目指し、現在はリハビリ中。打撃投手としての登板はこなしており、実戦復帰も間近とのこと。開幕一軍は微妙な状況だが、早い段階での一軍復帰が見込まれている。

 俊足を売りとしている2年目の外野手・片岡 奨人札幌日大高→東日本国際大)は、二軍で実戦を積んでおり、3月7日の教育リーグにもスタメン出場を果たした。今年は昨シーズン果たせなかった一軍デビューを目指す。

 現在、日本ハムに所属している選手では6人が北海道の高校出身者となる。今シーズン地元北海道で躍動する姿を見せてくれることに期待がかかる。

【北海道の高校出身の日本ハム所属選手】
※プロ入り前の経歴

伊藤 大海駒大苫小牧高→駒大(中退)→苫小牧駒大)
玉井 大翔(旭川実高→東農大北海道→新日鉄住金かずさマジック)
杉浦 稔大帯広大谷高→國學院大)
根本 悠楓苫小牧中央高)
片岡 奨人札幌日大高→東日本国際大)
今川 優馬東海大四高→東海大北海道→JFE東日本)

(記事:勝田 聡)

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