早大の名選手だったOB監督2名に注目!
越智良平監督(聖カタリナ学園)、鍛治舎巧監督(県立岐阜商)
今年の選抜には早稲田大出身の監督2名が指揮を執る。2年連続出場を決めた県立岐阜商の鍛治舎巧監督と、創部5年で初出場を勝ち取った聖カタリナ学園の越智良平監督だ。
県立岐阜商のOBである鍛治舎監督は現役時代は外野手としてプレー。大学在籍時、1年春からベンチ入りを果たし、通算打率.311、6本塁打、60打点を記録。ベストナインにも2度選出された。また1973年春のリーグ戦で優勝後には、日米大学野球の日本代表メンバーに選出され、4番を任された。大学卒業後は社会人野球の名門・松下電器(現パナソニック)に進み、2年後には阪神にドラフト2位指名を受けるも、社会人野球継続を決断し7年間プレーした。
その後は同社の監督や、ボーイズリーグのオール枚方ボーイズの監督、高校野球の解説者などを務めた。2014年から熊本の秀岳館で高校野球の指導者デビューを果たし、3季連続甲子園ベスト4進出を達成。2018年より母校に戻り、古豪復活に向けナインを率いる。
越智監督は現役時代は内野手としてプレー。いわゆる”松坂世代”で名将・上甲 正典(故人)の下、宇和島東で甲子園に3度出場した。大学時代は最高学年時に主将を務め、同期に和田 毅、1学年下に鳥谷 敬、青木 宣親ら後にプロ野球界を代表する選手たちをまとめ上げ、2002年春からリーグ4連覇を達成するなど、黄金時代の礎を築いた。引退後に教職課程を履修し石川の金沢市工、小松商、小松での指導者経験を経て、聖カタリナ学園の野球部が創部される2016年当初より同校の指揮を執り、甲子園スピード出場を成し遂げた。
ともに早大で栄光を掴み、高校野球界に飛び込んだ二人。これまで成し遂げてきた実績は十分だ。経験豊富な指揮官たちは甲子園の舞台ではどんな戦いぶりを見せてくれるだろうか。その手腕にも注目が集まる。
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