東東京のライバル校、帝京と二松学舎大附のOBがゴールデン・グラブ賞を受賞
鈴木誠也と中村晃
2020年のゴールデン・グラブ賞が発表され、球界を代表する選手たちが続々と選ばれた。その中で中村晃(帝京出身)、鈴木誠也(二松学舎大附出身)という東東京のライバル校出身のOBが受賞した。
中村はプロ野球生活13年で初の獲得なったが、今シーズンは打率.271、本塁打6、打点50という成績で、4連覇に貢献。また帝京高校としては初の快挙となる1000本安打も達成。高校時代は3度の甲子園出場を経験したが、プロの世界でこれまで獲得したタイトルは2014年の最多安打のみ。今回のゴールデン・グラブ賞は自身にとっても嬉しい受賞となった。
そんな中村の母校・帝京のライバルとして東東京でしのぎを削る二松学舎大附のOB・鈴木誠也もゴールデン・グラブ賞を受賞。2年連続4度目の獲得で今シーズンは打率.300、本塁打25、打点75という結果を残し、チームの主力として活躍し続けた。先日発表されたベストナインにも選出されており、球界を代表する選手の1人として2020年も活躍した。
中村とは対照的に甲子園の実績はないものの、プロの世界で才能を開花させた鈴木。来シーズン以降も活躍が期待される。
東東京でしのぎを削り合う帝京と二松学舎大附。OBとして来シーズン以降も後輩たちの道しるべとなるような活躍を見せることを期待したい。
(記事:田中 裕毅)