戸郷翔征(聖心ウルスラ出身)が達成した鉄腕・稲尾和久(別府緑丘)以来の快挙とは?
戸郷翔征(聖心ウルスラ出身)
福岡ソフトバンクの日本一で幕が閉じた日本シリーズ。敢闘賞を獲得したのが戸郷翔征(聖心ウルスラ出身)だ。
今年は先発として9勝を挙げた戸郷は日本シリーズでは中継ぎとして待機。第2戦で2失点を喫したが、計3試合に登板し、5.2回を投げ、2失点、7奪三振と今年の巨人の投手陣、野手陣の中で最も健闘を見せたといっていいだろう。
150キロ前後(最速152キロ)の速球、切れ味鋭い縦スライダーを武器に柳田悠岐(広島商出身)から三振を奪うなど、強力な福岡ソフトバンク相手にも通用していた。
高卒2年目以内の敢闘賞は1956年の稲尾和久(別府緑丘出身)以来の3人目の快挙となった。ちなみに稲尾は高卒1年目に21勝、そして敢闘賞というとてつもない成績を残している。
いずれにしてもこうして昔の記録に肩を並べるほどの投手が現れたのは巨人にとっては奇跡。ぜひ大事に育ててほしい。