1軍初アーチを描いた濱田太貴(明豊出身)!ファームの成績から見るスラッガーとして成長
明豊時代の濱田太貴
17日、横浜DeNAと試合をした東京ヤクルトの濱田太貴(明豊出身)が1番・ライトで先発出場。5回に横浜DeNAのピープルズの低めに沈むスライダーを上手く前ですくい上げて、嬉しい1軍初ホームラン。滞空時間の長い一発でチームに追加点を与えた。
昨シーズンも1軍の試合に出場したが、5打席のみでヒットなし。3三振と1軍の壁に阻まれたが、今シーズンは12試合に出場し、初ヒット初ホームランと結果を残している。
ファームの成績を見ると、2年間を通じてスラッガーとしての技術を磨いてきたことがわかる。
【2020年シーズン】
44試合出場
本塁打:9本塁打(リーグ4位)
打点:26打点(リーグ4位)
長打率.417(リーグ8位)
【2019年シーズン】
105試合出場
本塁打:8本塁打
打点:52打点(リーグ4位)
長打率.393(リーグ9位)
今年は出場試合数が半分以下にもかかわらず本塁打数に関して言えば昨シーズンを既に超えている。OPSも昨シーズンの.709から.734と向上している。
同じ九州出身で世代のトップを走る読売ジャイアンツ・戸郷翔征(聖心ウルスラ)に追いつく活躍が出来るか。またミレニアム世代屈指の理詰めスラッガーが、この一本を皮切りに覚醒となるのか。今後の濱田のバッティングに注目したい。
(記事=田中 裕毅)