開幕一軍を狙える選手は独立リーグ出身のルーキーは?
長谷川 凌汰
3月15日、オープン戦が全日程終了した。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2月29日から3月15日まで無観客で試合を実施し、例年にないスタートを切ったプロ野球界。開幕の延期も決定した中、今回は独立リーグからNPBの切符を手に入れた新人選手の中で一軍出場を果たしている選手のオープン戦での活躍を振り返っていきたい。
埼玉西武
岸 潤一郎(明徳義塾-拓大中退-徳島インディゴソックス)
1試合 1打席 1打数 0安打 本塁打0 打点0 得点0 三振0 四球0 死球0 失策0 打率.000
北海道日本ハム
樋口 龍之介(横浜-立正大-新潟アルビレックスBC)
5試合 12打席 11打数 1安打 本塁打0 打点0 得点0 三振4 四球1 死球0 失策1 打率.091
長谷川 凌汰(福井商-龍谷大-新潟アルビレックスBC)
5試合 先発0 防御率0.00 投球回5 セーブ1 打者17 被安打2 被本塁打0 奪三振2 与四球1 与死球0 失点0 自責点0
独立リーグ出身の新人選手は一軍でオープン戦に出場している選手はあまり多くないが、その中で新潟アルビレックスBCから北海道日本ハムに入団した育成2位指名の樋口 龍之介と育成3位指名の長谷川 凌汰の2人の活躍は見逃せない。
樋口 龍之介は5試合に出場し、打撃成績こそ残せていないものの一軍での経験は今後に繋がるだろう。長谷川 凌汰は5試合の登板でいずれも1回を無失点の好投。現在、北海道日本ハムは中継ぎ陣が手薄な状況で、評価は急上昇。
この投球を続けることができれば支配下登録される日もそう遠くはないのではないだろうか。これからさらなるレベルアップとアピールを続けていきたい。
徳島インディゴソックスから西武に入団した岸潤一郎 は明徳義塾高時代、投げては最速146キロ、打っては高校通算26本塁打の二刀流選手として甲子園に4度も出場し、U-18侍ジャパンにも選ばれ、アジア大会で準優勝。さらに国体で優勝を果たした。
拓殖大退学後、四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスで、野手として再スタートを切った岸は俊足巧打の野手として活躍をみせ、埼玉西武ライオンズに8位で指名され、入団した。
オープン戦では1試合に出場し、1打数無安打だったものの、岸のウリは内外野を守れるユーティリティぶり。さらに俊足でもあり、大舞台に強い勝負強さも大きな武器である。復活した甲子園のスターの活躍に期待したい。
(文=編集部)
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