菅野や勝俣、高橋優貴などが存在感 東海大系列出身のここまでの活躍は?
開幕へ調整を続ける菅野智之(巨人)
巨人の開幕投手が決まっている菅野智之(東海大相模出身)は6日、オリックスとのオープン戦に先発登板し、9安打を浴びながらも6回1失点の粘投。20日のDeNAとの開幕戦を2週間後に控える中で、毎回走者を背負う苦しい投球になったが、四回に同じ東海大系列出身の勝俣翔貴(東海大菅生出身)に許したソロ本塁打の1点のみにとどめた。
ここで、東海大系列出身の選手でオープン戦に結果を残している選手を振り返っていきたい。
菅野からソロ本塁打を放った勝俣は、ルーキーながらここまで6試合に出場し、9打数2安打、2本塁打を記録している。確実性にまだまだ課題を残すが、開幕1軍が見えてきた。
また、勝俣と同じ東海大菅生出身の高橋優貴も開幕先発ローテーション入りへアピールを続けている。ここまで3試合9イニングに登板して、2失点と安定した投球を続けている。昨季は開幕ローテーション入りを果たし、初登板初勝利を含む5勝をマークした期待の左腕が、今季はどんな成績を残すか注目だ。
またパリーグでは、日本ハムファイターズの渡邉諒(東海大甲府出身)の活躍が目を引いている。
昨季はケガの影響で出遅れるも、復帰後はレギュラーに定着して、プロ入り後初めて規定打席に到達。打率.262、11本塁打をマークし、ようやく才能を開花させた。
今季のオープン戦でも好調を維持し、31打数10安打、本塁打こそないが打率.323を記録している。さらなる飛躍が期待できそうだ。
大城卓三、田中俊太(共に東海大相模出身)がやや低調で、期待のルーキー・海野隆司(関西出身)も怪我で出遅れているのが気になるが、それでも東海大系列出身は新たな選手が続々と現れている。これからさらに注目だ。
(記事:栗崎 祐太朗)
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