練習試合で今季初アーチのロッテ・安田尚憲 濃密な下積みを糧に3年目の大ブレイクなるか?!
3年目の大ブレイクに期待が懸かるロッテ・安田尚憲(履正社出身)
プロ3年目を迎える千葉ロッテマリーンズの安田尚憲(履正社出身)に、実戦で本塁打が飛び出した。
19日の横浜DeNAベイスターズ戦に、「5番・三塁」で出場した安田は、2回の第1打席でカウント2-1からの高め直球を捉えて、打球はバックスクリーンへ一直線。推定飛距離130メートルの今季初アーチに、安田も手応えを掴んだ。
清宮幸太郎と並ぶスラッガーとして注目され、ドラフト1位で千葉ロッテに入団した安田。昨シーズンは一軍出場なしに終わったが、二軍戦では19本塁打82打点、打率.258と別格の数字を残して、シーズン終了後にはプエルトリコのウインターリーグでも修行を積んだ。
昨シーズンに36本塁打を放って大ブレイクを果たした、村上宗隆と比べるとその差は大きく開き、本塁打を放った後は3三振を喫するなどまだまだ課題は多い。
それでも高卒3年目としては順調に成長しており、今年のブレイク候補の一人であることには変わりないだろう。
安田の最大の長所は、下積み生活の中でも黙々と練習をこなせる人間性だ。高校時代も、1年間は黙々とバットを振り続け、きっかけを掴んだ2年春から一気にブレイクし注目され始めた。
その「きっかけ」を今シーズンに掴むことが出来るか注目だ。
(記事=栗崎 祐太朗)