投打ともに圧倒的実力を持つ常勝軍団！星稜の2年連続北信越王者へ道のり！
星稜エース・荻原 吟哉
秋季北信越大会は全日程が終了。星稜が2年連続で北信越大会を優勝し、神宮への切符を手に入れた。
今回は見事に北信越大会を優勝し、5季連続での甲子園出場に大きく近づいた星稜高校のここまでの戦歴を見ていきたい。
◆秋季北信越地区高等学校野球大会
決勝 19vs1 日本航空石川
準決勝 10vs3 佐久長聖
準々決勝 10vs2 敦賀
1回戦 5vs3 高岡第一
◆秋季石川県大会
決勝 16vs2 日本航空石川
準決勝 3vs0 金沢商
準々決勝 10vs1 遊学館
3回戦 7vs1 金沢桜丘
2回戦 10vs0 飯田
星稜は石川県大会を圧倒的な実力で勝ち抜いた。5試合で合計46得点、4失点と投打が見事に噛み合い、準決勝の金沢商戦以外の試合で6点以上の大量リード試合に勝っている。北信越大会でもその脅威が止まることはなく、初戦の高岡第一戦こそ2点差の僅差のゲームになったものの、準々決勝から決勝までの3試合は全て二桁得点で決勝の日本航空石川戦では19得点を挙げている。
秋季大会の通算成績では9試合で90得点を挙げるなど1試合平均で10点を叩き上げる圧倒的な攻撃力を誇る。攻撃力が高いだけではない。守備でも4失点以上した試合はなく、9試合で合計13失点で1試合平均では2点も取られないという驚くべき守備力がある。安定的な試合運びをすることができるということができるだろう。
今年の星稜を引っ張るのは前年のチームから主力として出場していた内山 壮真と知田 爽汰だ。内山は新チーム結成後から主将としてチームをまとめるだけでなく、ポジションを前チームで守っていた遊撃手から捕手に転向し、投手陣を引っ張り、打撃でも4番を打ち、攻守共にチームの中心となって常勝軍団を支えている。
内山がリードする投手陣は、前チームから登板機会を与えられていた荻原 吟哉と寺西 成騎が中心だ。荻原はスライダーもチェンジアップも同じフォームから投じ、チェンジアップは途中までスライダーと同じような軌道をたどるので、見極めがつきにくい。寺西は186センチの長身を生かした力の投球が特徴で、高いレベルの投球をすることができる。
石川県大会から北信越大会を圧倒的な力で全勝優勝した星稜が明治神宮大会や春の選抜で他の地域の強豪校を相手にどのような戦いを見せるのか注目だ。
文＝編集部
