「育成の巨人」証明へ 大化け途中の3人の速球派右腕たち!

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2019.10.30

 2014年以来のセ・リーグ優勝を果たした巨人。これからも常勝軍団で居続けるには、若手選手の底上げが大事となる。巨人の若手投手を見ると、右の速球投手が多い。150キロ越えの投手が非常に多いのだ。

 その中で、アマチュア時代と比べて、大化けの途中に入っている投手はこの3名だ。



左から堀岡 隼人、戸郷翔征、山上 信吾

戸郷 翔征聖心ウルスラ出身)1年目 
山上 信吾常磐出身)2年目
堀岡 隼人青森山田出身)3年目

 まず戸郷 翔征は、数多くいる巨人の速球派右腕で出世株の投手となりそうだ。
 高校時代から成長の軌跡を振り返ると、ここまで剛速球右腕へ化けた投手も珍しい。高校2年夏に甲子園出場。当時は140キロ前半の速球、切れのある120キロ台のスライダーで勝負する投手だった。

 最後の夏は甲子園に出場できなかったが、宮崎県選抜に選ばれ高校日本代表と対戦。先発した戸郷は5.1回を投げて9奪三振の快投。最速149キロのストレート、130キロ後半のスプリット、130キロ後半のカットボール、130キロ前半のカットボールと速球投手に成長していたのだ。戸郷と対戦した高校日本代表の選手たちは「変化球の切れ味、速さそのものは、宮崎入りする前に戦った大学代表の投手と変わらないレベルでした」と絶賛していた。

 そしてプロ入りしてからもさらにパワーアップ。ストレートは最速154キロまで伸びて、二軍戦では11試合を投げて、4勝1敗、44回を投げて、44奪三振、防御率3.00と好成績を残し、一軍昇格。9月21日の横浜DeNA戦でプロ初先発。なんと勝てば優勝が懸かった試合での登板で、戸郷は4.2回を投げて、被安打4、2失点の力投を見せた。

 そして9月27日の東京ヤクルト戦で、プロ初勝利を挙げた戸郷はCS、日本シリーズでも登板し、貴重な経験を積んだ。プロ1年目ながら2試合を投げ、8.1回、11奪三振、防御率2.08と上々の内容となった。

 堀岡 隼人も高校時代と比べると別人のような投手へ成長した。青森山田時代、ソフトバンクで活躍する三森 大貴とともに2年秋、明治神宮大会出場、3年春に選抜出場を果たした。ただ当時の堀岡は最速144キロ。先発で投げた試合のほとんどは常時130キロ後半の速球と切れのある変化球を丁寧に投げ分けるコントロール型の投手だった。

 巨人から育成枠7位指名で入団した堀岡は体づくりに励み、一気に球速アップ。最速委154キロまでレベルアップ。二軍戦で好投を続け、7月26日に支配下登録が決まり、一軍では3試合を投げ、防御率6.23に終わったが、貴重な経験を積んだ。

 山上 信吾常磐高校時代、全国的には無名だったが、183センチ75キロの恵まれた体格から最速146キロを投げ込む本格派右腕として注目された。

 2017年のドラフトではプロ入りしてから、球速面の伸びが著しい。現在は140キロ後半・最速151キロをマークするなど、順調にステップアップ。今シーズンは三軍で、29試合に登板し、2勝2敗。そして初の二軍登板を果たした。山上はプロ入り前のインタビューで、「プロに入ったら、ストレートに磨きをかけて、『山上といえばストレート』と言われるような投手になりたい」と語っていたが、その意気込みに相応しい成長を見せている。

 巨人は「育成の巨人」というブランドイメージをもたせることにこだわりを見せるが、この3人を大成させることができれば、自信をもって証明できるといえる。

 戸郷はこれまで数少なかった高卒下位指名からのローテ入り、そしてエースの道がかかっており、堀岡も育成枠からの一軍定着、山上も堀岡をモデルケースとして速球派右腕へ化けて、支配下登録になることを期待されている。

 もちろん3人以外の投手にも好素材が多くいる。ぜひ日本一を達成した福岡ソフトバンクに負けない層の厚い投手陣になることを期待したい。

文=河嶋 宗一

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コメント (1)
育成から第二の山口哲也になりなさい。2020.01.05 高田穣
巨人軍は、暖かい球団、しかし頑張らないと、駄目。
必ず支配下登録されて、一軍に上がれ。さすれば
フアンが応援します。

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