宮﨑は猛打賞、山田は2安打!六大学リーグ戦に大阪桐蔭出身選手6名が出場!
左から宮﨑仁斗、山田健太、田中誠也、三井健右選手
宮﨑は猛打賞、山田は2安打!六大学リーグ戦に大阪桐蔭出身選手6名出場!
神宮球場では5月11日の第5週の1試合目、早稲田大学と立教大学のリーグ戦が行われた。この試合に両校通じて6名の大阪桐蔭出身の選手が出場を果たした。
まずはスタメンを見ていくと、先攻の早稲田大学は8番・ファーストで1年生の中川卓也。後攻の立教大学からは1番・センターで宮﨑仁斗や4番・ファーストで大阪桐蔭山田健太と昨年の甲子園春夏連覇メンバーがそろってスタメン出場。さらに立教大学のスタメンには5番・レフトで三井健右と、先発ピッチャーで田中誠也がマウンドに上がった。
試合スタート時で既に大阪桐蔭出身の選手が5名出場を果たすが、8回途中から早稲田大学にいる2年生・徳山壮磨がマウンドへ。結果、6名の大阪桐蔭出身の選手がこの試合に出場を果たすこととなった。
先発した立教大の田中は、130キロ後半のストレートとスライダーやカーブを軸に7回を投げて打者27人に対して被安打5、四死球3、奪三振9、失点2の内容。先発として試合をつくってマウンドを降りるも、味方の援護が及ばず負け投手。しかし、ヒットを許しながらも打たせて取る粘りの投球はドラフト候補の実力だったと思われる。
そして早稲田大学の先発・早川隆久の後を継いだ徳山は、1回3分の1を投げて打者4人に対して被安打0、無四死球、奪三振1の完ぺきなリリーフ。先発の早川に白星を付けることができた。
左:徳山壮磨 右:中川卓也
一方の打者陣。早稲田大学の8番・中川は4打席で4打数1三振と結果を残せなかったが、ボールをしっかり見極め、高校の先輩である田中に1人で16球投げさせて簡単にアウトにならなかった。あとはボールへのアジャストだけだと考えられる。
その点で考えれば立教大の宮﨑と山田は早川相手に上手く対応していた。
宮崎は4打席立って4打数3安打。特に8回の第4打席は態勢を崩しながらもレフト戦へ二塁打。下半身の粘り強さやボールへの反応の良さを見ればスタメンで使いたくなるのも頷ける。
そして山田は4打席で3打数2安打1四球の結果。「コントロール、キレともに良かった」と試合後に早川の印象について山田は語るも、結果を残せている辺りは、さすがの一言に尽きる。この結果について本人は、センター返しを意識したバッティングをしているおかげだと分析していた。
そんな宮﨑、山田の2学年上で、5番に座った三井は4打席で3打数1四球1三振に終わった。
六大学は後半戦に突入。優勝争いに彼ら大阪桐蔭出身の選手がどう絡んでくるのか、注目したい。