東福岡の練習に潜入!エース金光だけでなく打撃力も冬にアップ!
キャッチボール前に集まる選手たち
秋県大会4強の東福岡。同校は長年、監督を務めていた葛谷修監督に代わり、昨年6月から下野輝章氏が監督に就任。同校出身の下野氏は、現役時代、2001年春、エースとして甲子園に出場。当時、史上初となる3試合連続本塁打を記録し、投打の柱として大活躍を見せた。
新チームとなった昨秋は最速141キロ右腕・金光雄紀、正捕手・村上 喬一朗、強打の二塁手・大西 龍聖を軸に秋は4強入りを果たした。今年のチームについて下野監督は「最初はバッテリーが中心のチームだと思いましたが、打撃が好きな子が多いチームですので、その思いを大事にしたところ、想像以上の成果が収めることができました」と打撃力の高さに手ごたえを感じている。
エース・金光雄紀、主将・大西龍聖(東福岡)
今年の福岡は南福岡、北福岡に分かれ、2校が出場できる。南福岡で戦うことについて下野監督は「南部には強豪校が実に多いので、苦しい戦いが続くことは間違いないです」と語る。
だが、下野監督はこの激戦の南福岡でも戦えるチームだと評価をしている。それは選手たちの自主性の高さだ。
「今年の選手たちは練習試合の後に、自分の課題はどこかと私に聞いてくる選手もいたり、自主練習もこちらがストップというまでやり続ける選手もいたりと、自分達で考えて実行できる選手が多い。私は野球の実力を伸ばすにはそういう人間性が大事だと思っていますので、良い傾向だと思います」と期待を込めた。
主将の大西は「絶対に福岡一となって、さらに日本一になりたいです」と話せば、エースの金光も「直球は150キロを目指す数字ではありますが、それよりも勝てる投手になりたい。福岡ではなく、全国でもトップレベルの投手になりたいです」と意気込みを述べた。
今年の春季九州大会は、福岡開催だ。県大会準決勝まで勝ち進めば九州大会への出場権を手にできる。まずは春の九州大会に出場し、夏へ向けて弾みをつけたい。
後日、金光雄紀投手の独占インタビューやチーム訪問ルポも公開!お楽しみに!