第89回選抜高等学校野球大会 応援団賞が発表!各学校の選出理由とアピールポイントをチェック!
応援団賞決定!
第89回選抜高等学校野球大会 応援団賞
第89回選抜高等学校野球大会の閉会式では、恒例の応援団賞が発表された。この応援団賞には、以下の審査基準で選出されている。
・応援態度などでマナーや規則に反する行為はなかったか。
・応援の技術に見るべきものはあったか。創意工夫はなされていたか。
・アルプス関全体の気持ちを反映する応援であったか。
・相手チームのファインプレーや闘志溢れるプレーにも拍手できるスポーツ精神に
支えられた応援であったか。
・衣装、技術は高校生にふさわしいものであったか。
・入退場は良かったか。
厳選なる審査の上、応援団賞に表彰されたのは以下の学校たちである。今回は受賞校の選出理由と合わせて、編集部からも、各応援団についてのアピールポイントについてご紹介したい。
※優秀賞の5校は北から順番
第89回選抜高校野球大会 応援団賞受賞校
【最優秀賞】 高知中村(高知)
生徒、教員、地元、OBが薄ブルー、赤、白のウェアと帽子を着てアルプス席を埋め尽くし、「N」の碑ともT次を中心に一体となった迫力ある応援だった。赤メガホンや黄色のタオルを使ったカラフルでまとまりのある応援も印象的だった。
編集部コメント!
高知中村の応援で凄かったのは、前橋育英戦の9回表の攻撃。大応援団が16人の選手へ声援。この応援が後押しとなり、高知中村は1点を返した。あの大声援に圧倒され、感動された方も多いのではないだろうか。
【優秀賞】 作新学院(栃木)
応援団は少数だったが人数を最大限に生かす統制のとれた応援だった。演奏と声援の組み合わせが新鮮でレパートリーも豊かだった。
編集部コメント!
選出理由にあるように、作新学院はレパートリーが豊富!湘南乃風、WANIMA(ワニマ)のやってみよう、若者を中心に大人気のアプリゲーム「モンスト」のメインBGMまで!高校生、高校球児に馴染みのある曲だけではなく、「キャンディーズ 春一番」も取り入れたりと、幅広い世代に受ける工夫がされている。さらに高校野球ドットコムでは、昨夏の甲子園優勝をアルプススタンドから見届けた作新学院吹奏楽部OBたちの対談も企画しているので、こちらもお見逃しなく!
【優秀賞】 多治見(岐阜)
アルプス席全体が白と紫で統一され鮮やかだった。躍動感ある応援と1球1球にチームを後押しする声援。初出場ながら安全面を踏まえたスムーズな入退場も良かった。
編集部コメント!
とても一体感がある応援がされていた多治見。アカペラで「栄光の架け橋」を歌い上げたり、9回裏の最後の攻撃では、アルプス全体が「さあ行きましょう」としっかりと声を合わせて応援したりと連携がうまく取れていた。
【優秀賞】 大阪桐蔭(大阪)
演奏のレベルがとても高く迫力があり多彩。演奏と声援の組み合わせにも工夫があった。
編集部コメント!
出場するたびに高校野球ファンを驚かせる選曲をする大阪桐蔭吹奏楽部。昨年世間で流行った曲を積極的に導入。今年の選抜行進曲になった「恋」はもちろん、大人気映画「君の名は」の主題歌・前前前世、大人気野球ゲームの「パワプロ」のBGM、ウィリアム・テル序曲を導入したりと、なかなか思いつかない選曲を導入するところが大阪桐蔭のスタイル。今年も野球だけではなく、応援でも高校野球ファンを魅了した!
【優秀賞】 智辯学園(奈良)
人文字の「C」を中心としてチアリーダーをうまく配置した統制された応援だった。入退場や応援マナーも整然としてよかった。
編集部コメント!
智辯学園の応援といえば、「統一性」と「洗練性」。入退場、応援時の立ち居振る舞いが徹底されており、そして野球応援の定番である「アフリカンシンフォニー」など素人目にも分かるぐらい洗練された演奏で人々を惹き付ける。また「天舞」「三番」などファンから根強い人気を受けている名曲が非常に多い。
【優秀賞】 創志学園(岡山)
ブルーを基調に統一。ブラスバンドの技術も高くテンポの良い応援は爽快感を感じるスタンドだった。
編集部コメント!
近年、急速に注目を浴びるようになった創志学園の応援団。昨年の甲子園では系列の環太平洋大学のマーチングバンド部が応援。まるで演奏会を聴いているような本格的な応援に創志学園の応援を楽しみにする高校野球ファンが増加している。
組み合わせと応援メッセージは下記リンクから!
第89回選抜高等学校野球大会