陽岱鋼選手に独占インタビュー!!
2013年シーズン、球団史上初の盗塁王に輝いた北海道日本ハムの陽岱鋼選手。2年連続で全試合に出場し、さらに本塁打18、打点67、得点93、盗塁47はいずれも自己最多。リーグ最多得点も記録しました。高校野球ドットコムでは、スピードとパワーを兼ね備え、さらなる進化を遂げようとしている陽選手に独占インタビューを敢行!そのお話の中から今回はまず、バッティングのお話をお届けします。盗塁王や守備、スピードについてのお話は後日公開します!
――2013年のシーズンも大活躍でした。陽選手がプレーをするうえで、最も大切にしているのは何ですか?
陽 岱鋼選手(以下 「陽」) 一番大事にしているのは、自分のプレースタイル。明るいキャラでプレーをする。そういう選手がチームに1人いるとチームの雰囲気も全然変わってきます。明るい先輩がいると、後輩たちもやりやすい、ということになるので。僕も昔、そういう先輩がいて良い環境を作ってもらっていたので、僕もいい雰囲気を作りたいという気持ちでやっています。
北海道日本ハムファイターズ 陽岱鋼選手
――陽選手と言えば、走攻守、3拍子揃ったプレーヤーですが、その中で一番大事にしている部分はありますか?
陽
全部一番大事です。とにかく全部ですね!
――では、走攻守の攻からお聞きします。2013年は自己最多となる18本塁打。センター方向の本塁打が多かった印象がありますが、センター方向へ強い打球を打つために意識していることはありますか?
陽
確かにセンター方向、多いですよね(笑)。センターに入るのはたまたまで、打つときは逆方向を意識していますね。特にセンターへという意識は無くて、右中間に強い打球を打つイメージでやっているんです。そうすると、打てる幅が広くなるんです。ただ引っ張るだけを意識するより、インコースを打つ幅が広がってくるんです。ピッチャーもそこ(インコース)を攻めてきますから。だから、そこを意識しないと難しいですね。
――今シーズン、打順が1番から後半には3番と変わりましたが、意識はしましたか?自分の中で、やりやすい打順、やりにくい打順はありましたか?
陽
やりにくいところは無かったですね。ただ、攻め方が変わってくるだけです。
本当に、特にどこがやりやすいとかは無いんです。チームを最優先にして、貢献できたらいいや、って。もちろんプライドもあります。だから任された仕事を全力でやりますよ。
――それでは、人に「これだけは負けないぞ」という武器は?
陽
気持ちですかね。僕は弱気な所とかは見せないですね。何かあっても、別に気にしてないよ、って。その気持ちをつくるのにも準備があって、戦う前に準備もします。だから負けないんです。気持ちで絶対負けない。
陽選手、ありがとうございます!
次回はいよいよ、盗塁王を獲得した圧倒的なスピードのお話をお届け!スピードを得るにはどんな準備をするのか、どんなトレーニングをしているのか、たっぷりと伺ってきました。次回公開をお楽しみに!
【高校野球ドットコム編集部】
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