プロ野球は各球団100試合前後を消化してきた。故障で長期離脱中の選手や高卒新人などを除いて、ほとんどの選手が1軍で出場機会を与えられている。

 そのなかで、まだ1軍での出場機会がない選手は何人いるのだろうか。また2軍ではどのような成績を残しているのか。球団ごとに確認してみたい。

 巨人は野手5人、投手6人の合計11人が1軍で未出場となっている。

 野手では梶谷 隆幸外野手(開星出身)、秋広 優人内野手(二松学舎大附出身)、菊田 拡和内野手(常総学院出身)、萩原 哲捕手(日南学園出身)、勝俣 翔貴内野手(東海大菅生出身)の5人だった。

 梶谷は昨年10月に腰椎椎間板ヘルニア、今年5月に左膝内側半月板縫合手術を受けたことでリハビリ中。今シーズン中の1軍復帰は難しい状態だ。

 高卒2年目の秋広は2軍で72試合に出場し打率.257(222打数57安打)、3本塁打、OPS.690と結果を残している。

 同3年目の菊田はチーム最多となる79試合に出場し打率.247(279打数69安打)、4本塁打、OPS.654と、こちらもまずまずの成績だ。秋広は一塁と左翼、菊田は一塁と三塁を守っており、ともに打撃が重視されるポジションだけに、さらなる打撃アピールをしたいところ。

 大卒2年目の捕手・萩原は今年のフレッシュオールスターに出場。盗塁を阻止する強肩を見せた。イースタン・リーグでは39試合の出場で打率.210(100打数21安打)、0本塁打、OPS.506と打撃面で苦戦している。1軍昇格をつかむためにも打撃結果が求められる。

 投手は高卒新人の3人を含め6人が1軍で未出場となっている。そのなかでもっとも痛手なのが中川 皓太投手(広島・山陽出身)だろう。4年連続で30試合以上に登板し昨シーズンは25ホールドを挙げた中川は、春季キャンプもリハビリ組に当たる立ち上げ班で参加。その後、2軍での登板もない状態となっており、1軍復帰には時間がかかりそうだ。

 2019年ドラフト2位の太田 龍投手(れいめい出身)は昨年3月に右肘の手術を受けた。すでに実戦には復帰しているが、今シーズンは11試合の登板で防御率5.68と振るわない。12.2回を投げ9奪三振、11四球と苦しんでいる。1軍初登板を目指すためにも確固たる結果が欲しい。

 山田 龍聖投手(高岡商出身)、石田 隼都投手(東海大相模出身)、花田 侑樹投手(広島新庄出身)、代木 大和投手(明徳義塾出身)のルーキー4人も、1軍での登板がない。石田、花田、代木はいずれも高卒。今シーズンは2軍で汗を流すことが濃厚。高卒社会人出身でドラフト2位の山田は、6試合の登板で防御率9.22と結果を残すことができていない。13.2回で19四球と太田と同じく制球面の克服が求められる。