オリックス紅林は年俸4倍!日本シリーズ戦士の年俸はどこまで上がる?
紅林弘太郎(オリックス)
オリックス紅林弘太郎内野手(駿河総合出身)が6日、来季の契約交渉に臨み、720万円から4倍となる2880万円(金額は推定)でサインした。高卒2年目の今季、開幕からスタメンで出場し、136試合に出場しチームの優勝に貢献した。大ブレークでの年俸4倍に、本人も笑みが絶えなかった。
すでに各球団で来季の契約更改が進んでいるが、両リーグで優勝し日本シリーズを戦ったメンバーは、これからとなる選手が多い。複数年契約を結んでいる選手は現状維持で更改済の選手はいるが、ヤクルト、オリックスともに昨年最下位だったチームだけに、「優勝」の特別査定は入ってくるだろう。若手も多いだけに、大幅増が予想できる。
今年の日本シリーズ最終戦の両チームのスタメンに、日本シリーズに先発した投手、主なリリーフ陣の計17人の今季の年俸を並べてみた。山田は来季、7年契約の2年目で今季と同じく5億円とみられる。(→数字はすでに更改している金額)
【ヤクルト】
塩見泰隆 1350
青木宣親 33000→33000
山田哲人 50000
村上宗隆 10000
サンタナ 10500
中村悠平 9000
オスナ 8400
宮本丈 1300
西浦直亨 3400
奥川恭伸 1600
高橋奎二 1450
小川泰弘 16000→16000
石川雅規 9000
高梨裕稔 3700→3700
清水昇 3600
今野龍太 800
マクガフ 11000
【オリックス】
福田周平 3700
宗佑磨 1900
吉田正尚 28000
杉本裕太郎 1400
T-岡田 8500
モヤ 8000
紅林弘太郎 720→2880
若月健矢 3800
太田椋 1050
山本由伸 15000
宮城大弥 870
田嶋大樹 4200→8000
山崎颯一郎 450
山﨑福也 2800
平野佳寿 15000
ヒギンス 9000
富山凌雅 1500
ちなみにヤクルト17人の合計17億6850万円に対して、オリックス17人の合計は10億5890万円。約7億円の差があるが、投手陣がほぼ同じで、スタメン野手9人の合計だけで約7億円の差があった。結果的に日本一にはなれなかったが、25年ぶりのリーグ優勝で十分だろう。
紅林が「基準」となるのか、ラオウこと杉本、ゴールデングラブ賞の宗、13勝した宮城、育成からの支配下1年目で日本シリーズ先発の山崎颯など、低い年俸の選手がどこまでジャンプアップするのか。
日本一になったヤクルトも、本塁打王村上が1億円からどこまで上がるのか。FA宣言せずに残留を決めた中村、ポストシーズンでも抜群の投球を見せた奥川らの契約更改に注目される。