荻原 吟哉選手 (星稜)
短評
観戦レポートより抜粋(2019年8月18日) 星稜の先発、荻原 吟哉(2年)のストレートは最速でも136キロだから速くはない。威力を発揮したのがスライダーとチェンジアップという逆方向の変化球だ。とくに多投したのがチェンジアップ。たとえば5回裏、2死二塁の場面で2番宮本 拓実(2年)に対したとき、荻原はチェンジアップを続け3ボール2ストライクにしたあと、真ん中高めにスライダーを投じて空振りの三振に仕留めている。 スライダーもチェンジアップも同じフォームから投じ、チェンジアップは途中までスライダーと同じような軌道をたどるので、見極めがつきにくい。速さはなくてもコントロールと工夫があれば強力打線でも抑えられる。そういう見本となった投球である。
更新日時:2019.08.19
短評
観戦レポートより抜粋(2019年8月13日) 星稜は好投手タイプの荻原 吟哉(2年)。 1回にストレートが最速140キロを計測しているので荻原を技巧派と呼ぶわけにはいかないが、横変化のスライダーとストレートを交えた投球は技巧派に近い味わいがあり、立命館宇治の各打者は翻弄された。5回までに奪ったヒットは3回に岡田蒼司(2年)が放った1本だけ。5つの三振と6個のゴロアウトを見れば、「翻弄された」という表現がぴったりではないか。
更新日時:2019.08.14