<令和7年 春季関東地区高校野球 埼玉県大会:久喜北陽7-5熊谷商>◇25日◇1回戦◇熊谷運動公園野球場
2対1で迎えた7回表、集中打で2点を追加し、4対1と点差を広げ、7回裏に2点を取られ、1点差に迫られたが、8回表には6番佐藤亮太捕手(3年)の適時二塁打などで3点を追加し、7対3と突き放した。12安打を記録し、打線が活発だった。
その後、7対5と2点差に迫られるが、3投手のリレーで、強打の熊谷商打線をしのいで初戦突破を決めた。
久喜北陽は大宮東を率いていた河西竜太監督が23年4月から赴任し、昨秋から監督となった。長期間に渡って大宮東を強豪公立校に育て上げた河西監督の手腕で着々とチームは強化。部員も増えて今の3年生たちは9人だが、2年生は26人、1年生は14人入部と、現代の公立校としては大所帯のチームへなりつつある。
この試合は4番打者の田畑 真都内野手(3年)を中心に打力の高い打者が揃っている。田畑は「相手の技巧派左腕に備えて配球の準備ができた」と語り、河西監督は「試合終盤になってスイング軌道が修正できていた」と後半の打撃内容を評価し、強打の熊谷商打線に対して、左投手中心の継投策で凌ぐプランも奏功した。
同校が春、秋の県大会で初戦突破するのは約20年ぶり。それぐらい公式戦での勝利に遠ざかっていたチームだが、次はシードがかかった2回戦になるが、試合運び、選手たちの活気の良さを見ると、新たな歴史を作りそうなチームだった。
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