<巨人10ー0ハヤテ>◇17日◇清水庵原球場(ちゅ~るスタジアム清水)

 二軍球団のくふうハヤテベンチャーズに在籍する張 賢眞(チャン・ヒョンジン)内野手が17日の巨人戦でNPB初安打を放った。韓国選手がNPB一、二軍の公式戦を通して安打を打ったのは、16年、ヤクルトで1年間だけプレーした河 載勲(ハ・ジェフン)外野手(現・SSGランダース)が9月23日のイースタン・リーグの楽天戦で記録したのが最後で9年ぶりの記録となった。

 張 賢眞は韓国・ソウル高を卒業後、23年から徳島インディゴソックスで2年間プレーし、通算100試合で3本塁打を放った。24年、徳島インディゴソックスの退団後に参加したハヤテのトライアウトに合格し、同球団の入団が決定した。二軍球団ながらNPBでプレーする韓国人選手は河 載勲以来となった。

 今シーズンは12打席、ヒットが出ない苦しい時期が続いていたが、7番指名打者として出場した17日の巨人戦で左腕・宮原 駿介投手(静岡学園)の146キロのストレートを打ち返して、レフトへ二塁打を放った。

 このヒットをきっかけにさらに打撃の調子を高めることができるか注目が集まる。