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【春季関東大会注目野手一覧】超高校級のショートトリオ、健大高崎の強肩捕手など24人の逸材野手をピックアップ!

2024.05.17


石塚 裕惺(花咲徳栄)・中山 凱(専大松戸)・颯佐 心汰(中央学院)

18日に開幕する春季関東大会(群馬開催)の出場17校が出揃い、組み合わせが決まった。

今大会には野手もプロ注目の遊撃手、全国クラスのスラッガーと楽しみな逸材が揃っている。春季関東大会組み合わせ・出場校一覧、注目の投手に続いて野手を紹介していきたい。

◆【一覧】春季関東大会組み合わせ・出場校
◆【春季関東大会注目投手一覧】最速150キロの超高校級右腕、横浜に1失点完投勝利の198センチの大型左腕ら逸材がそろう

超高校級の石塚、颯佐、中山の3人のショートに注目だ!

まず石塚 裕惺内野手(花咲徳栄)、颯佐 心汰内野手(中央学院)、中山 凱内野手(専大松戸)の3人のショートに注目だ、

石塚はドラフト上位候補に挙がる大型遊撃手として評価されており、県大会では多数のNPB球団スカウトの視察が入った。埼玉県大会全5試合で17打数10安打、1本塁打5打点の活躍。石塚自身、「コンタクト力が長所だと思っています」と語るように140キロ超えの好投手に対しても振り負けせず、対応ができる。芯で捉えれば、3回戦の東農大三戦では特大本塁打を放ったように、飛距離も期待できる。守備では確実性重視で丁寧に打球を処理している。走塁意識も高く、準々決勝の熊谷商戦では好投手・中村 謙吾投手(3年)が投じたスライダーを捉えて左中間へヒットを放ち、センターの守備位置が深めなのを見て二塁に陥れた走塁も見事だった。関東大会でも豪打を見せることができるか。

颯佐はセンバツベスト4入りに貢献し、高校日本代表候補に選出された。3人の中でも守備のスピード感、スローイングの強さはピカイチだ。捕手のサイン、打者のスイングの動きを見ながら、瞬時に適切なポジショニングをとり、確実にアウトにしている。県大会では4試合で14打数6安打を記録。簡単に凡退にならず、しぶとい打撃を見せている。関東大会では長打を見せることができるか注目だ。

中山はこの3人の中で最もバランスが取れている。高いコンタクト力が光る打撃とスピーディな守備は秀逸なものがあり、木製バットを使った千葉県大会では17打数6安打を記録。無駄のないスイング軌道で打球を飛ばす。ショートの守備は守備範囲が広く、三遊間の深いゴロやセンターへ抜けそうな打球を処理してきた。中山は「昨秋、捕手をやったことで、配球を読んで守備位置を工夫したり、捕手のスローイングはコンパクトなフォームでコントロール良く投げることが求められるので、ショートの守備でも生きている」と捕手経験が守備上達につながった。

【次ページ:超高校級捕手・箱山、帝京の主砲、大型遊撃手、昌平のスラッガーコンビも見逃せない存在】

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この記事の執筆者: 河嶋 宗一

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