朝ドラ主人公の母校・福島商が信じて待つ、代替大会開催
写真は夏の練習試合から
甲子園が中止となり、現在は各都道府県で独自の大会が開催できるかどうか議論が進んでいる状況。福島県では開催が出来るように検討が進んでいるところだが、その結果を待っている学校の1つが、福島商である。
渡邉真也監督に電話取材でお話を伺うと、「29日の会議でどんな形式で試合が開催されるのか。ある程度決まらないことわからないですので、状況次第です」と現状を語る。今は分散登校で選手たちは学校に来ているが、6月8日から本格的に再開のため練習は未だできない事態である。
甲子園の中止が決まった20日も分散登校で全員が集められなかったが、翌日の21日にミーティングで選手たちを全員集合させた。
その時の選手たちの表情をこのように語る。
「切り替えるのはやはり難しくて、ある程度の覚悟はあったと思うんですが、正式に決まりショックだったと思います。ましては練習ができない状況でしたので、本当にどうしようもなかったという気持ちだったと思います」
渡邉先生は「選手たちは何も悪くない。ここまで努力をしてきたからやらせてあげたいけど、この状況では難しい。けど代替大会が検討されているから、家で自主練習とかをして、身体は動かし続けて欲しい」とメッセージを送った。
開催されるかわからないが、3年生たちはじめ選手たちの気持ちをとどめようと言葉をかけた。29日の会議を受けて、今後の動きが決まっていく。代替大会でも集大成の舞台が整うことを願って待ちたい。
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