八戸学院光星「大雪で大阪入りまでグラウンド練習ゼロ」も初戦突破! 洗平・岡本の二枚看板が躍動する
八戸学院光星の二枚看板が甲子園で躍動した。
先発の洗平 比呂投手(3年)は9回まで投げて、2失点の力投。最速142キロを計測した速球を武器に、関東一相手に6奪三振の力投。2番手の岡本 琉奨投手(3年)も、最速140キロをマークし、2イニングをバッテリーミスによる1点に抑えて、初戦突破に貢献した。
洗平は「去年の夏の甲子園は悔しい負けでしたので、自分が粘って、勝利に導く投球が出来てよかったです。関東一打線は嫌な打者が多く、150球以上も投じることになったが、粘り強く投げることができた」と勝利を喜んだ。
父は元中日の竜也氏、兄は22年夏の甲子園でマウンドに登った歩人投手(現・國學院大)の野球一家。
2人からエールをもらって甲子園のマウンドを踏んだ。
「兄から『甲子園に応援行くから頑張れ』と。そして父から『自分の投球をすれば大丈夫』と声をかけてもらいました」
岡本は「秋よりも精神的に強くなりました。冬場にトレーニングを徹底的にやって、タイブレークの場面は打たれてたまるかという思いで投げることができた。10回裏は3点勝ち越してくれたので、仲間からも2点までOKと声をかけてもらったので、落ち着いて投げることができた」と力投を振り返った。
仲里 蓮捕手(3年)が2人の持ち味について語ってくれた。
「洗平はいつもほどではないけど、縦割れのカーブがよく決まっていました。あれが洗平の生命線です。もっと良い時はストレートが内外角、高め、低めとすべてで三振が奪えます。岡本は秋よりボールの威力が出てきました。球筋が洗平と比べるとやや汚い。コントロールもアバウトですが、アバウトだからこそコーナーに散ってくれる。腕も振れているので、ボールに威力があり、打者からは打ちにくいと思いますよ」
今年の八戸市は3月まで雪が多かったため、グラウンドの練習が全くできず、大阪入り後、急ピッチでチームを仕上げてきた。仲井宗基監督は「まず明日はしっかりと休んで、2回戦以降のことを考えていきたい」と次の試合を見据えていた。
2回戦では神宮大会王者の星稜(石川)と対戦。2人の快投が期待される。
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